JUJUのターニングポイントとなった1曲
JUJUさんは2004年にメジャーデビューをされてから
デビューシングル、セカンドシングルをリリースするのですが、どちらもヒットせず…
次の曲がヒットしなければ契約を打ち切ると宣告されていました。
そんな時、これまでに出したことのない初のバラード
「奇跡を望むなら…」をリリースしブレイク。
この曲がなければ、現在のJUJUさんは存在しなかったかもしれません。
そんなJUJUさんのターニングポイントとなった「奇跡を望むなら…」の
歌詞の意味を紐解いていきましょう。
JUJU「奇跡を望むなら…」の歌詞の意味
君が教えてくれた
「ひとりじゃない」 そう言ってくれたね
出典: 奇跡を望むなら…/作詞:E-3 作曲:E-3
この曲の主人公はどこかに孤独感を感じていたことがわかります。
「ひとりじゃない」という言葉はなかなか普段使わない言葉でもありますが、本当に大切に思っている人じゃないと言えない言葉ですよね。
「ひとりじゃない」の意味を考えてみると、「支えてくれる人や共に悩んでくれる人がいる」という解釈になるのでしょうか?
この曲全体のイメージとしては恋愛バラードというより家族間や友人間の絆のようなものをイメージできると思うので、例えば親友からかけてもらった言葉としても捉えることができます。
いまさら 少し遅いけど
君がいなければ 今日は違ってた
出典: 奇跡を望むなら…/作詞:E-3 作曲:E-3
自分のことを大切に思ってくれる人がいること、そんな存在がいるだけでも心に安心感が持てます。
自分一人で心細いという経験をしたことは誰にでもありますよね。
孤独感を感じている時ほど、誰かがそばにいてくれるだけでホッとするものです。
仮にこの歌詞のように「今日は違ってた」とするとその寂しさを埋めるためにずっと孤独と戦っていたことをイメージすることができます。
時々この世界で ひとり取り残されたような
抱えきれないほどの 悲しみに胸が包まれる夜も
出典: 奇跡を望むなら…/作詞:E-3 作曲:E-3
「ひとり取り残されたような孤独感」この曲の共感ポイントでもあるかもしれません。
この主人公は自分が世界に1人だけ取り残されたようなどうしようもない孤独感に襲われる時があります。
特にこれといって嫌な出来事があったというわけでもないのに、楽しそうな周りと比較することで抱えきれないほどの悲しみを感じることがある。
”悲しみに胸が包まれる夜「も」” この「も」には、そんな夜も前向きに生きていこうという隠されたメッセージのようなものを感じられました。
『奇跡を望むなら 泣いてばかりいないで
シアワセには ふさわしい 笑顔があるはず...』
出典: 奇跡を望むなら…/作詞:E-3 作曲:E-3
ここからサビに入ります。
『』でくくられていることで誰かが自分に 囁きかけてくれているように感じ取れます。
どんなに孤独を感じていても、奇跡を望むなら泣いてばかりいないで笑顔でいこうよ、幸せには笑顔のほうがふさわしいのだから。
歌詞の意味はそのままなのですが、スッと心に響いてきます。こんな素敵な言葉をかけてくれる人がいたら幸せ者ですね。
もしかすると、そんな人は極稀だからこそこの曲にジーンと感じてしまうのかもしれません。
夜明けを待ちながら 見つめるその先には
探していた 未来が 微笑む 両手を 広げて
出典: 奇跡を望むなら…/作詞:E-3 作曲:E-3
この歌詞のイメージとしてはそれまで孤独感を感じ泣いていた主人公が、親友や家族など特別な存在の人からかけてもらった言葉に助けられ、夜明けとともに差し込む光に向かって両手を広げている様子がうつります。
その表情は昨日までの悲しい表情ではなく、微笑みを取り戻し、光とともに未来への道がひらけたような光景が広がっているようなイメージでしょうか。
気がつけば想ってる
ほんの少し 苦い 過ぎた日々を
出典: 奇跡を望むなら…/作詞:E-3 作曲:E-3
2番のAメロになります。
「苦い過ぎた日々」というのは主人公の辛かった思い出という意味になると思います。
そんな日々を気がつけば思い返しているような心境がうかがえます。
今はまだ 愛せないけど
いつになるか まだわからないけれど
出典: 奇跡を望むなら…/作詞:E-3 作曲:E-3