仮面ライダー史上初の「踊るエンディング」

16年ぶりにエンディングテーマが復活

東京スカパラダイスオーケストラ【仮面ライダーセイバー】歌詞の意味を解釈!世界を変える方法を紐解くの画像

テレビ朝日系で毎週日曜朝9時より放送されている「仮面ライダーセイバー」。

仮面ライダーシリーズは子供たちのみならず、大人からも注目を浴びるコンテンツ。

重厚な設定やドラマチックなストーリー展開、若手俳優陣の起用など毎年見どころにあふれています。

音楽面でも有名アーティストの起用意外なコラボを展開中。

「仮面ライダーセイバー」でもオープニング・エンディングを東京スカパラダイスオーケストラが担当。

オープニングは[Alexandros]のボーカル・川上洋平とのコラボが注目を集めました。

そんな中、放送前から密かな注目を集めていたのが「エンディングテーマの復活」です。

平成に復活して以来20年以上続いてきた「平成・令和仮面ライダーシリーズ」。

ですが、実は「エンディングテーマ」が採用されたのは3作しかありません。

ドラマ部分に少しでも多く時間を割きたい」と、長く省略されてきたエンディング。

採用されるのは「仮面ライダークウガ」「響鬼」以来16年ぶりとなりました。

しかもキャスト陣によるダンスが加わり、放送前から一層話題を呼んでいます。

日曜朝のテレビ朝日系「ニチアサ」といえば「プリキュア」「戦隊ヒーロー」と並ぶ時間。

実はこの両者とも、エンディングといえばダンスが定番となっていました。

そこに加わることになった「仮面ライダーセイバー」。

そこには、より子供たちに楽しんでもらいたいという制作陣の思いが秘められています。

オープニングは川上洋平とのコラボ曲!

東京スカパラダイスオーケストラ【仮面ライダーセイバー】歌詞の意味を解釈!世界を変える方法を紐解くの画像

オープニングの「ALMIGHTY~仮面の約束」についても簡単にご紹介しましょう。

「仮面ライダーセイバー」主題歌としてリリースされた一曲。

シングルにはオープニングテーマである「ALMIGHTY~仮面の約束」を収録。

エンディングテーマの「仮面ライダーセイバー」もTV size共々同時収録されています。

本と剣をテーマにしたファンタジックな世界観が印象的な仮面ライダーセイバー。

東京スカパラダイスオーケストラアナログ感のあるパワフルなサウンドが物語に寄り添います。

また、川上洋平の高音ボーカルも必聴。

主人公・飛羽真(とうま)たちの戦いを印象的に彩る、ファンタジックな一曲となっています。

DVD同梱版には、「外伝」として「仮面ライダーセイバー」MV別バージョンを収録。

MVにも仮面ライダーセイバーが登場し、楽しいストーリーが描かれています。

こちらもファンなら必見です。

さて、そんな「仮面ライダーセイバー」。

番組タイトルを冠したエンディングテーマには、どんな物語が秘められているのでしょうか。

その謎を歌詞から紐解いていきましょう。

なお、本稿は第24章終了時点で書かれています。

そこまでの物語の内容を含むとともに、まだ結末も明かされていません。

結末まで辿り着いてやっと明かされる謎や、この時点では明かされていない内容もあるでしょう。

物語の行く末を見守りつつ、あるいは見届けた上で解釈の参考になれば幸いです。

世界を変える方法とは

未知の苦難に挑む時

東京スカパラダイスオーケストラ【仮面ライダーセイバー】歌詞の意味を解釈!世界を変える方法を紐解くの画像

未知なるものに
呑み込まれるとき
闇を切り裂くのは
光か魂さ

出典: 仮面ライダーセイバー/作詞:谷中敦 作曲:加藤隆志

未知なるものに立ち向かう主人公を思わせる一節。

それは強大な敵かもしれないし、陰謀かもしれません。

あるいは自分を取り込もうとする大きな力も思い起こされます。

序盤で主人公、飛羽真たちの前に立ち塞がったのは闇の剣士という存在でした。

第24章の時点では一度倒されていますが…。

そんな闇を切り裂く存在。

切り裂くという言葉からはセイバーのテーマである「」も描き出されます。

光というキーワードからは、光の剣と深い関わりを持つ仲間ユーリの存在が連想できるでしょうか。

そしてという言葉も飛羽真をはじめとするライダーたちの心を示していると想像できます。

それらが物語を切り開くカギとなるのでしょうか。

困難に立ち向かうとき、一番力になるものは自分の魂だ。

そんなメッセージも伝わってくる、力強い歌い出しです。

世界を変えることは自分を変えること

東京スカパラダイスオーケストラ【仮面ライダーセイバー】歌詞の意味を解釈!世界を変える方法を紐解くの画像

世界を変える気骨あるなら
まず自分自身を変えろ 『変身!』

出典: 仮面ライダーセイバー/作詞:谷中敦 作曲:加藤隆志

短いエンディングテーマの中でまっすぐにテーマを伝える一節。

世界を変えるなら、まず自分を変えてみる。

そんなメッセージが、仮面ライダーの象徴でもある「変身」という言葉で語られています。

変身ベルトを持たない我々は、ヒーローのように変身することはできません。

けれどそれも心の持ちよう次第。

自分の心の持ち方を変えれば、世界の見え方が変わってくる。

そんな「変身!」はベルトを持たなくてもできること。

困難にぶつかった時に道を切り開くのは、自分自身の心そのものなのです。

物語の結末を決めるもの

受難の果てに手にするもの

東京スカパラダイスオーケストラ【仮面ライダーセイバー】歌詞の意味を解釈!世界を変える方法を紐解くの画像

愛情 超えるような誠実さで
受難の果て 身に刻む
不滅の心はここだと

出典: 仮面ライダーセイバー/作詞:谷中敦 作曲:加藤隆志