東京スカパラダイスオーケストラ【世界地図】歌詞の意味を解釈！どんな地図を描くの？扉の先で待つものとは

だれに対して話しかけているのでしょうか。

先ほど歌詞に出てきたカップルに対してでしょう。

鳥のように外へ飛び出さなくていいのか？

そう問いかけているのだと思います。

カップルのことと捉えると、煮え切らない関係に終止符を打てない人についてかもしれません。

自問自答しているという可能性もあります。

この関係は楽しいし、この夜の時間も素敵だけど次のステップにいかなくてはならない。

新しい地図を描かなくてはならないんだ。

歌詞の主人公は、そんな心境の中で揺れているのかもしれません。

現状を続けることが最善だというケースもあります。

今の状況を変えたいというのは、いっときの気迷いで、あとで後悔する可能性もあるでしょう。

そう考えると、なかなか踏み切れないのでしょう。

だからといってそのまま何もしなければ、どんどん袋小路にハマっていくだけです。

彼は、それをわかっているのでしょう。

世界地図の歌詞解説をここまでみていただいた人は、主人公が苦境にいると考えるかもしれません。

実際、詞だけを見ればそう考える方が幾分か自然です。

しかし迷っている状態であるのは、辛さだけでしょうか。

歌詞はメロディや声、バックの演奏を加味してこその歌詞です。

裏のリズムで明るく進行するスカの雰囲気を考えると、暗い気持ちで沈んでいない線も考えられます。

考えてみてください、人生を選択できる状況はある面幸せではないでしょうか。

新しいスタート地点に立って、新たな世界を眺めているわけです。

迷っていて多少心は重いけれど、希望に満ち溢れている。

スカパラの世界地図は、そんな歌なのかもしれません。

夢見心地の状態が解けても、まだ自分の決断を疑わないならそれに従えばいい。

そんな決意を歌っているのではないでしょうか。

人生では、いろいろと決断を迫られる場面に遭遇します。

ときには、勢いに任せて即決してしまうこともあるでしょう。

ここで歌われているのは、そういった割と軽い決断ではなく、自分の生き方を選ぶ場合だと思います。

生き方や夢を選択するときに軽い決断をしてしまったら、あとで後悔するかもしれません。

覚悟ができていないので、うまくいかない可能性もあります。

そうではなく、ゆっくりと時間をかけて、地に足をつけて決断することが大事だということでしょう。

歌詞の主人公は、そのラインまで辿り着くことができたようです。

自分の中に世界地図を描く冒険に、出発する瞬間なのだと思います。

前の歌詞の約束の部分に対する答えのパートです。

どのような地図を作れといっているのでしょうか。

きっと、いろいろな苦しみや悲しみにもしっかり目を向けるべきだといっているのです。

それを知ってこそ、素晴らしい世界地図が出来上がるのだと思います。

そして、音楽で世界を繋げるべきだといっているのでしょう。

音楽で悲しみの地図を描けば、それが音のパワーで生きる糧となり喜びや笑顔に変わる。

そんなメッセージが込められているのです。

抽象的な心象風景を描いたスカパラの世界地図。

心の冒険で自分の世界を押し広げよう。

そんな前向きなメッセージを、感じ取っていただけましたでしょうか。

あるいは悲しみの連鎖を描くことになる、といっているのかもしれません。

しかし素晴らしい音楽が涙を伝わって連鎖すれば、全体で一気に大きな喜びに変わる可能性も秘めています。

この曲を流し、頭の中で自分なりの映像を浮かべてみましょう。

最後に、スカパラのおすすめ記事を紹介して終わります。