女子高生の生態に迫る
女子高生の生態に迫ったミオヤマザキの『女子高生』。
この曲で歌われているのは世間の女子高生に対するイメージ?
それとも、女子高生のリアルな実態?
どちらにせよ、女子高生が”今を全力で楽しむことのできる存在”であることは間違いないようです。
この世で一番強いのは、ある意味女子高生だったりして……。
現役女子高生や、過去に女子高生だった人にとっては”あるある”な歌詞。
そうでない人にとっては、未知との遭遇になるかもしれません。
あなたもこの曲の女子高生のように、したたかに生きてみませんか?
話題の袖聴ダンス
授業中、先生にバレないよう袖にイヤホンを通して、こっそり音楽を聴く「袖聴」。
その様子を振り付けに取り入れているのが「袖聴ダンス」です。
MV公開以来、SNSでこの「袖聴ダンス」を踊ってみた動画を投稿する人が続出しました。
真面目に授業を受けているかと思いきや、突然音楽に乗って激しいダンスを繰り広げる女子高生たち。
女子高生たちによるヘッドバンキングは、なかなか迫力がありますね。
エネルギッシュで、どこか攻撃的。
これが女子高生の実態なのでしょうか?
弾けるような若々しさが、眩しくもあり、どこか危なっかしくもありますね。
女子高生も楽じゃない
学校生活は戦いだ
向かうSchoolと言う名の戦場
必須科目は学よりもPeople
媚び売る戦術必勝
ちょっと目立てば
ハブ ハブ ハブ ハブ
は?ブーブーブー
出典: 女子高生/作詞:ミオヤマザキ 作曲:ミオヤマザキ
学校という社会を生き抜くために必要なもの。
それは円滑な人間関係を築く能力。
コミュニケーション能力と言い換えることもできるでしょう。
出る杭が打たれるのは、学校も同じです。
少しでも目立てば、クラスメイト全員から制裁を受ける。
これが、学生ならではの息苦しさです。
学生だからお気楽でいられなんてことはありません。
学生は学生なりに必死で学校生活を戦っている。
ここの歌詞は、毎日を戦って生きている女子高生たちの叫びにも聴こえます。
ストレスが爆発
道徳通り+平等に=誰か我慢する
無イストーリー
Let’s goだ皆!
そうだそうだほら!
要は脳がNOかどうか
そうだ!!
出典: 女子高生/作詞:ミオヤマザキ 作曲:ミオヤマザキ
模範的な生徒でいること。
それは、いろいろなことを我慢するということです。
道徳?平等?やってられるか!
そんな想いで、「Let’s goだ皆!」と歌っているのでしょう。
MVでもここの歌詞のとき、女子高生たちは教室でノートを広げながら感情を爆発させています。
模範的な生徒を演じていても、その心のなかにはドロドロした感情が渦巻いている。
女子高生たちが抱えているストレス。
それがMVの激しいダンスに表れているのだと思います。
制服は女子高生の戦闘服
Don’t worry worry
女子高生 更生
「制服着てればマヂ無敵でしょ」
出典: 女子高生/作詞:ミオヤマザキ 作曲:ミオヤマザキ
「Don’t worry(心配しないで)」と歌うのはなぜか?
それは”女子高生は理不尽な社会に負けるほど弱くない”という想いがあるからだと思います。
「更生」の言葉に込められているのは、”良い状態に戻す”という意味だけではありません。
”生きかえる”や”蘇る”という意味も含まれます。
ここの歌詞で歌われている「更生」は、きっと女子高生のしたたかさを表しているのでしょう。
ドロドロした感情を持っていても、ストレスを抱えて生きていても、制服を着ていれば無敵。
制服は女子高生の戦闘服です。
自分の身を守り、そして理不尽な社会を生き抜いていくための制服。
その制服に、女子高生は誇りのようなものを持っているのかもしれません。