けものフレンズ「ようこそジャパリパークへ」Mステにも出演！歌詞の内容や曲の魅力は？

若い世代を中心に社会現象を巻き起こすほどの大ブームとなったアニメ「けものフレンズ」。

実はこの作品は、アニメ始動以前からゲームや漫画、舞台なども含めたメディアミックス作品として製作されていました。

「月刊少年エース」では2015年7月から漫画が連載、ゲームはネクソンによって2016年3月から配信開始と、2017年1月にアニメが始まる前に既にプロジェクトはスタートを切っていました。

そしてどちらもそれほど大きな反響を呼ぶことはなく、ゲームの方はアニメ開始前の2016年12月にサービスを終了しています。

ゲームも終了した2017年1月、「けものフレンズ」はテレビアニメとして深夜に放送が始まりました。

サファリパーク型動物園「ジャパリパーク」で動物の姿をした女の子「フレンズ」たちが暮らす世界を舞台に、そこへ迷い込んだ少女「かばんちゃん」の経験する日々や人間が消え去った世界の秘密、謎の生物「セルリアン」との戦いが描かれます。

低予算の3DCGアニメとして当時は全く注目を集めていなかったものの、「30分が2時間に感じられる」と称されるほどのゆるくてほのぼのとした展開や、明るく賑やかなはずなのにどことなく謎めいていて退廃的な世界観が話題になって第1話から脅威的な反響を集めます。

登場キャラクターの可愛らしさ、SFチックで凝った世界観が話数を重ねるごとに話題を集め続け、ついにはインターネット上を中心に社会現象と言えるほどのブームを巻き起こしました。

作中のセリフ「すごーい！」や「あなたは〇〇なフレンズなんだね！」がネットスラングとして広まったり、動物園や水族館の来場者数が急増するなど、その影響はどこまでも広がりました。

アニメは2期が製作決定、新しくゲームの企画も始動するなど、プロジェクト終盤からまさかの逆転大ヒットを記録しています。

「ようこそジャパリパークへ」は、アニメの声優陣によるユニット「どうぶつビスケッツ×PPP」によって歌われたオープニングテーマです。アニメの世界観にぴったりの、明るく元気いっぱいなアニメソングに仕上がっています。

底抜けに明るいこの曲はアニメの大ヒットに合わせて大きく注目され、ミュージックステーションでも披露されるなど予想外のヒットを記録しました。

iTunes総合ランキングでは最高3位を記録し、「予想された反響をはるかに上回る需要が発生したのでCDの生産数が追いつかない」という事態まで起きました。リリース翌日にはCDは完売し、その後追加生産が続けられて最終的にはオリコン週間チャート18位を記録しています。

「ようこそジャパリパークへ」の人気をさらに加速させたのが、ミュージシャンとしても俳優としても話題の人物・星野源です。

彼が自身のラジオ「星野源のオールナイトニッポン」でこの曲を「1日ずっと聴いてる」と発言したことが話題に火をつけました。

また、シンガーの平井堅もこの曲について「ひと聴き惚れした」と語りました。

多数の有名アーティストから絶賛されたことも、曲の話題性を後押しすることとなりました。

「ようこそジャパリパークへ」は、アニメMVが公開されています。

アニメのハイテンションな空気、明るくほのぼのとした世界観が曲とマッチして描かれるこのMV。

アニメを観た人にとっては懐かしく、まだ観たことがない人にとっては一体どんなアニメなのか興味を惹かれる内容となっていますね。