【君をさがしてた～New Jersey United～/CHEMISTRY】渋めのMVに注目！！

夏の情景が浮かんでくるこの楽曲も名曲で、筆者も好きな1曲でメインを張るのも頷けます。

しかし、結局は両A面シングルとしてリリースした形になりました。

というのも、「君をさがしてた〜The Wedding Song〜」が非常に人気が高かったためです。

オリコン週間チャートで1位を獲得しているのが、その人気の高さを表しており、その結果、自身2番目のシングルセールスとなりました。

このように、カップリング曲だったにも関わらず人気が高かったために「君をさがしてた 〜New Jersey United〜」としてリアレンジされたわけですね。

そして、この楽曲は2001年11月7日にリリースされた1枚目のアルバムである「The Way We Are」の10曲目に収録されました。

世にCHEMISTRYの存在を知らしめた1枚といえば、このアルバムでしょう。

記録的なセールス、異例の大ヒット、どの言葉にも収まりきらないほどの結果を出している1枚で、オリコン初登場1位はなんなくクリアしています。

それだけに留まらず、発売1週間でミリオンセラーを達成し、男性アーティストの記録としては誰も越えられない壁を打ち立てました。

さらには、月間チャートでも1位を獲得し、年間チャートも2年度にまたがってTOP10入りするなど長く愛された1枚です。

今となってはCDが売れない時代になってしまったので、ここまでのセールスを叩き出す新人はもう現れないのではないでしょうか。

それでは、次に再び話題を「君をさがしてた～New Jersey United～」に戻して、タイアップについて触れていきましょう。

「君をさがしてた～New Jersey United～」は、テレビドラマ「ウエディングプランナー SWEETデリバリー」の主題歌に起用されたことでも話題になりました。

このドラマは、元々「SWEETデリバリー」というタイトルで「別冊ヤングユー」や月刊「ヤングユー」で連載されていた漫画が原作になっています。

原作者は鴨居まさねであり、それを原作に2002年に飯島直子とユースケ・サンタマリアを主演に据えてテレビドラマ化されました。

その内容は、結婚に失敗したことがある男・大森トオルが出向でウエディングプランナーになる話で、その過去や仕事の仕方に対して女性社員と衝突を繰り返します。

しかし、トオルはトオルでウエディングプランナーという仕事と私生活がそぐわない女性社員の裏の顔を知って批判し、真っ向から対立していくのです。

さらに、そこへトオルの過去にたまたまオルガン奏者として出くわした最年長OLの寺島加奈子が加わるなど、ウエディングという切り口で男女の衝突が描かれた内容になっています。

「君をさがしてた～New Jersey United～」自体が、元々「君をさがしてた～The Wedding Song～」であったことからも分かると思いますが、歌詞の内容はウエディングについて歌われています。

そんなウエディングというひとつの共通のテーマがあり、この楽曲が主題歌に起用されたのではないでしょうか。

それでは、次にそんな「君をさがしてた～New Jersey United～」の歌詞を抜粋しながら見ていきましょう。

これは完全に結婚相手のことを歌っているのではないでしょうか。

出会うまでは孤独を受け入れ、1人でも大丈夫だと思っていたようですが、出会ったことでそれが覆されてしまいます。

これをまさに運命と呼ぶのかもしれませんね。

サビでは、そんな運命の相手を一生掛けて守り続けると決意しています。

これは、結婚式での誓いの言葉を彷彿とさせますね。

温かい言葉を使って、大胆に君への愛を歌う歌詞に心を打たれます。

たとえ結婚をしても、本をたどれば他人であることには変わりありません。

別々の人間なのだから、すれ違うことがあるのも当然です。

時には喧嘩をしたり言い争いになって、涙を流す時もあるでしょう。

しかし、運命の人であれば、2人でどんな困難も乗り越えて幸せを掴み取っていけるはずだと確信しています。

力強い歌詞がグッと心を掴んできますね。

そして、永遠の愛を誓うのがここの歌詞です。

どんな困難をも乗り越え、2人でずっと歩んでいくことに対して迷いは全くありません。

まっすぐな想いで、まっすぐな瞳で、君のことをそばで支え続けると強く伝えてくれる歌詞になっています。