「風と未来」アルバム「いきものばかり」収録曲、CMソングにも

【風と未来/いきものがかり】未来に向かって駆け抜ける歌詞を徹底解釈!コード&PVもチェック♪の画像

「いきものばかり」収録

いきものがかりの「風と未来」をご紹介します。

有名な曲なのに、曲名は意外と知られていないような気がします。

きっと、シングル化されていないからではないでしょうか。

それもオリジナルアルバムではなくベストアルバム「いきものばかり」に収録されています。

この記事は、「風と未来」の歌詞、コード、PVを解説していきます。

それにしても、アルバム曲なのにPVが制作されるとは贅沢かつ素敵ですね。

いきものがかりのプロモーションとしては珍しいケースなのではないでしょうか。

日産セレナCMソングに起用

そしてアルバム曲なのに有名なのは、良い曲だからです。

いえ、それもありますが、日産セレナのCMソングとしても起用されました。

いきものがかりに今まで興味がなかったという人でも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

特にサビの風が吹き抜けるような爽やかなメロディーは、軽快に走っていくイメージにぴったりです。

CM企画チームのセンスの良さがうかがえますね。

未来に向かって駆け抜ける歌詞を徹底解釈!

夢の続きを書き直して

都会を抜け出して風を探したよ「少しだけ疲れたね」なんて苦笑(わら)うけど見たい景色がある
ほどけた足跡をもう一度辿れば いつか見た夢の続き書き直してまた始められるよ

出典: 風と未来/作詞:山下穂尊 作曲: 山下穂尊

引用2行目の「ほどけた〜」が実に詩的だと感じさせます。

ここでの都会とは、繰り返しの退屈な日常の象徴ではないかと。

そこを離れて見たいものはなんでしょうか。

忘れかけていた夢を再び取り戻せるような思い出の場所。

そのような場所は誰にでも必要です。

日産セレナのイメージにもピッタリなのは気のせいでしょうか。

望む道とは

「簡単なこと」がさ 難しすぎちゃって一人迷い込む土曜日
明るい空の下 手を伸ばしました 隠さずね 素直にね 望むこの道を

出典: 風と未来/作詞:山下穂尊 作曲: 山下穂尊

それが出来る人からすると簡単なんですよ。

人それぞれ個性も適性も違うのに。

どうしても上手くいかないことを咎められたりしたのかもしれません。

もちろん言った方も悪意があるとは限りらないのですが。

そのまま嫌な気持ちを引きずったまま休日へ流れ着くことはよくあります。

でも、それは本当は違うことがやりたいからなのかもしれません。

仕事中はそれを我慢しているのでしょう。

やりたくないことには生産性が上がらないこともよくあると思います。

休日外に出て、開放感に包まれることでようやく自分に素直になれたという感じでしょうか。

未来に向かって駆け抜ける

今描いた未来に向かって どこまでも僕ら駆けてゆくよ
届いたその地図握りしめて 乾いた靴音を響かせて

出典: 風と未来/作詞:山下穂尊 作曲: 山下穂尊

その時、本当にやりたかったこと、忘れかけていた夢に気が付きます。

引用文の「今描いた〜」、「届いた〜」からすると、ビジョンが一瞬で目の前にひらけたのではないかと。

あとは未来に向かって駆け抜けていくだけ。

目的地がわからないから迷うというのはあると思います。

障害があって進めないこともあるでしょう。

そのような時こそ、目的地つまり目標や夢をもう一度思い出してください。

もう一度一から書き直す必要があることもあるかもしれません。

でもそれで走り出せるのなら良いではありませんか。

「乾いた〜」のフレーズにリアリティがあって情景が浮かびやすいですね。

ほらまたあの風を追って いつまでも君と共にゆくよ
朝焼けの大地に瞳を凝らして 目映い光の渦も越えて

出典: 風と未来/作詞:山下穂尊 作曲: 山下穂尊

風の中に未来の理想を投影してそれを目印に走っていく。

ロマンチックな描写です。

ここで大切なのは一緒に駆けてゆくパートナーの存在。

君となら何も怖くない。

夜も昼もその夢だけを見て生きていく。

そんな感情が読み取れます。