「放牧中」のいきものがかり

2017年1月5日に「放牧」を発表し、以降グループとしての活動を休んでいるいきものがかり
朝ドラ主題歌となった「ありがとう」や、NHK合唱コンクールの課題曲に起用された「YELL」など、数多くのヒット曲で、国民的アーティストと呼ばれるまでの人気を得ました。
今回の記事で紹介する「恋詩」は、そんな彼らのパブリック・イメージからは少し異なる雰囲気の曲かもしれません。
ですが、吉岡聖恵の伸びやかで力強いボーカルを存分に楽しめる曲となっています。
【恋詩/いきものがかり】歌詞で描かれるのは恋愛の負の部分?!意味を解釈!安田レイのカバーも紹介!の画像

「解散」でも「活動休止」でもありません

いきものがかりの現在の状況は「放牧」であり、「解散」ではありません。また「活動休止」とも少し異なります。
3人のメンバーそれぞれのWebページには、いきものがかりメンバーであることがきちんと明記されています。
オフィシャルファンクラブ「1年2組」もしっかりと稼働中で、メールマガジン等も送られてきます。
ゆったりとした放牧の時間を経て、さらにパワフルになった3人が戻ってくる日が楽しみですね。

作詞・作曲を担当したのは山下穂尊

【恋詩/いきものがかり】歌詞で描かれるのは恋愛の負の部分?!意味を解釈!安田レイのカバーも紹介!の画像
いきものがかりでは、メンバー3人全員が楽曲制作を担当します。
「恋詩」の作詞作曲を行ったのは、山下穂尊(いちばん右です)
いきものがかりでは、カップリング曲のほとんどを作詞作曲しています。
また、シングル曲としては「ハルウタ」「いつだって僕らは」を制作しました。
シングル表題曲を担当することが多い水野良樹とは対象的に、彼は30分程度という短時間でパッと曲を作ってしまうそうです。

現在の山下穂尊は?

【恋詩/いきものがかり】歌詞で描かれるのは恋愛の負の部分?!意味を解釈!安田レイのカバーも紹介!の画像
いきものがかりのメンバーは、放牧中もそれぞれの活動に勤しんでいます。
山下は現在、テレビ神奈川のバラエティ番組『ミュートマ2』や、FMヨコハマのラジオ『いきものがかり・山下穂尊の上手投げ!!!ラジオ』に出演中です。
出身地である神奈川の番組を中心に活動しているのですね。
また、2011年には単行本「いつでも心は放牧中」も出版されました。

「恋詩」は『NEWTRAL』に収録

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「恋詩」が収録されているのは、2012年にリリースされたアルバム『NEWTRAL』です。
このアルバムタイトルは、中立を意味する"neutral"と、「新しさ」を表す"new"とをかけ合わせた造語となっています。

ライブの演出がすごい!

アルバムを通して聴いたときにも異彩を放つ「恋詩」ですが、同アルバムのツアー『いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2012 ~NEWTRAL~』での演出も非常に印象的でした。
ネオン輝く夜の街の映像を使い、楽曲の妖しげな雰囲気をステージ上に見事に再現していたのです。
このライブの様子は、下記のDVDで見ることができます。
ライブだと、吉岡の歌声はより迫力を持って響くように思います。ぜひチェックしてください。

安田レイのカバーはドラマ主題歌に

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いきものがかりの「恋詩」は2015年、安田レイによってカバーされ、TBS系ドラマ『美しき罠〜残花繚乱〜』主題歌にまでなりました。
安田によるカバーは、本家いきものがかりのバージョンよりも華やかさが際立つように感じます。
聴き比べてみても楽しいかもしれませんね。