米津玄師とは?

「wooden doll」米津玄師の歌詞に隠された本当の意味とは...!?話題沸騰のMVも見せます!の画像

2013年、彗星の如くミュージックシーンに現れた前髪長めのシンガーソングライター米津玄師

彼と同世代のファンを中心として、ますます過熱する彼の圧倒的な人気の秘密に迫っていきましょう。

ハチ

「wooden doll」米津玄師の歌詞に隠された本当の意味とは...!?話題沸騰のMVも見せます!の画像

デビュー以前、彼は人気動画サイトニコニコ動画にて、ハチという名義で曲を投稿していました。

合成音声VOCALOIDを用いたそれらは圧倒的な人気を誇り、サイト上での総再生数は2,000万回を超えています。

筆者は米津玄師とほぼ同世代なのですが、当時「ニコニコ動画」ってそこまで知名度が高くありませんでした。

しかしそんな筆者の耳にも入るくらい、”ハチ”は人気者だった覚えがあります。

デジタル構成の奇妙な魅力

これらの楽曲は実際の楽器を用いて作曲されたものではなく、PC上で構成されたものです。

だからこそ、人間では演奏不可能な(二本の腕では到底間に合わないような)難解な曲に仕上がったものもたくさん見られます。

これは米津玄師自身に音楽的知識がほとんどなかったことによる偶然の産物ですが、

このことがリスナーに「今まで聞いたことのない」奇妙な魅力を感じさせたようです。

新しい時代の音楽の片鱗を感じる魅力のひとつです。

wooden doll

「wooden doll」米津玄師の歌詞に隠された本当の意味とは...!?話題沸騰のMVも見せます!の画像

2014年4月にリリースされた米津玄師のセカンドアルバムYANKEEに収録されたナンバー。

米津玄師らしく、社会の隅でひっそりと傷付く人にそっと手を差し伸べるような音楽が印象的です。

PV

物語の片面は、人間を模した手持ちサイズのオブジェを作る米津玄師が映し出されます。

もう片面で映されるのは不思議な服装に身を包んだ人間たちによって作られた、同じく人間を模した、しかし比べ物にならないほど巨大なオブジェです。

完成を喜び沸き立つ彼らの間を抜け、米津玄師はそのオブジェに火を放ちます。

物語らしい物語は語られませんが、歌詞から連想するにこれは破壊と構築を表しているように見えます。

造っては壊しを繰り返す、人生そのものを表現しているように感じられるのです。

余談ですが、米津玄師自身がばっちり映るMVはこれが初めてだったそうで、ファンの間では大きな話題となったそうです。

イケメンよね。

歌詞

チンドン屋

さあ、心の向こうへ行こうぜ チンドン屋の行列に絡まって
もう、ありとあらゆる不幸を 吸い込んだような顔してないで

出典: http://j-lyric.net/artist/a0579b7/l03123a.html

チンドン屋とは、楽しそうに笑う人々の総称でしょうか?楽し気に響く音楽のことかもしれません。

心の向こうとは、深層心理のような、普段は自分でも隠している本音のこと。

彼は、普段隠す感情を、ノリに任せて見つめてみようと聴くものを誘います。