誰だって人は自分は特別な存在でありたいと思っています。
でも実際は大勢の中の一人でしかない。
特別になれる人間なんてほんの一握りだとも感じているのでしょう。
しかしいざそう認めてしまうと急激に虚しさと不甲斐なさに襲われます。
「自分なんて...」
弱気な言葉が出てくるのも仕方ありません。
そんな時に大切なのは「自分は必ずなにかを成し遂げるんだ」という強い意識を持つこと。
理想に近づけない自分を卑下するよりも、まずは嘘偽りのない等身大の自分を受け入れる。
そうすることで一歩前に進める気がします。
ひっそりと自分らしさを育てて
欲しいものは本当に大切なもの?
学歴 肩書き 身なりや稼ぎ
欲しいのは本当にそれだけ?
そんなもんは後から付いて来るだろう
何がしたくて 何処へ行きたいか それが重要
お前らしさ見失うな 諦めたら終了
出典: 白詰草/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,BLOOD-I
人は目に見える名声を欲します。
わかりやすく自分のステータスを示す明確ななにかが欲しいのです。
己を構成する要素が華やかなほど、周りの評価にも繋がり他人からも賛辞されることでしょう。
かといってそれだけ追い求めてどうなるのでしょうか。
自分を殺してまで手に入れるほどの大切なことなのでしょうか。
一番大切なのは自分がどう生きていきたいか、なにをしたいのか。
シンプルなようでとても難しいことでもあります。
しかしそれをないがしろにしては結果的に「自分らしさ」すら失ってしまう。
そうなったら一体なんのために生きているのでしょう。
他人と比べて他人にちやほやされて、最終的に自分になにが残るのでしょうか。
いつになってもなりたい自分に近づけずに諦めてしまえば進む道は閉ざされてしまうだけです。
心の片隅に
この心の片隅にしまう夢がある
それは誰も知らぬ間にひっそりと
その小さな芽は何があっても摘まないで
力強く焦らず急げ 未来
出典: 白詰草/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,BLOOD-I
目標や夢は口にすると叶うともいわれますが、本当に大切なことは自分の心の中で育んでいく。
誰かに宣言する必要もないものです。
心に蒔かれた小さな種は少しずつ成長してやがて小さな芽を出します。
自信が持てずブレてしまうと自らその芽を摘み取ってしまうこともあるでしょう。
それはとても簡単なことでもあります。
自分以外誰も知らないことは容易くなかったことにできるのです。
しかし、ただ自分だけで強く思い続けていればそれは信念となり心に大きな根をはっていきます。
“焦らず急げ”という歌詞は一見矛盾しているように感じてしまうかもしれません。
これは迷わず強い信念を持ってそのまま真っすぐに自分の道を進めという意味ではないでしょうか。
決して他人のペースに合わせて焦る必要はありません。
確かな意思を持って自分らしく進むことが思い描く未来への一番の近道になるのです。
踏みつけられても
人は一人じゃない
誰がお前罵ろうとも
誰がお前突き放そうと
誰がお前蔑もうとも
俺はお前を守る
熱く So make your way
人知れずもがいた
Don't worry yourself
あの日は無駄じゃない
Hey Yo my friend 芽を出せ
無我夢中がお前らしいんだ
出典: 白詰草/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,BLOOD-I
いくら自分の中に信念を宿して突き進もうとしても、たくさんの困難な状況に直面するでしょう。
時には傷つき犠牲を払うことだってあるかもしれません。
一人では辛く苦しく、とても乗り越えられない壁にぶち当たることも当然あります。
それでも自分を信じてくれる友人がいるから頑張れる。
くじけそうな時も応援してくれる大切な友人がいるのです。
必死にもがいて我を忘れそうでも、ありのままの自分を見て言葉をかけてくれる心強い味方。
そんな友情の大切さも強く感じられると共に友人に代わって背中を押してくれる熱い歌詞が心に響きます。
大きく育て!
上向け ぶってぇ夢見て 掲げろお前のスローガン
すげぇツレと捨て身でこのまま生きてくのさ
踏まれ続けた苦労は必ずされる Close up
信じてひたすら Grow up Go! Grow up Clover!!
出典: 白詰草/作詞:湘南乃風 作曲:湘南乃風,BLOOD-I
自分の中にブレることのない軸を持ち、あとはひたすら進むのみです。
どんな経験も必ず自分の血肉となって今後に活きていくことでしょう。
自分らしさを忘れずに夢に向かってひたむきに歩めば、必ず自分だけの花を咲かせることができるのです。