日常の中の色々な悩み

誰かが僕の悪口を言ってる
コンプレックスをせせら笑ってる
表じゃ仲間みたいな素振り見せて
後ろ向いた瞬間僕を睨んでる
僕の自転車がまた壊されてる
また非通知で電話が鳴っている
あの日 勇気を出して 告ってたら…(ry
ネ ム レ ナ イ!

出典: 今夜も眠れない(病的な意味で)/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

まだまだ眠れない主人公。そんな彼の脳ミソは相変わらず好き放題、大暴走中です。

思考のテーマは人生や世界といった壮大なものから、日常生活や対人関係など身近なものに変化してきました。

このタイミングでこの内容が厄介なのは、普段なら気にしない内容も気になってしまうということでしょう。

眠りたいのに眠れない…

そんな風に普通と違う心理状態だからこそ、普段以上に気になって不安になって、考え込んでしまうのです。

その瞬間は全然気にしていなかったのに…いまになって無性にイライラしてきた…!

そんな、プチストレスやプチモヤモヤが脳ミソの中で渦巻き続けています。

嫌な事まで思い出しちゃった…

「理不尽に怒鳴られた…」
「仲間外れみたい…」
考えて考えて考えても先が見えぬ悩み

出典: 今夜も眠れない(病的な意味で)/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

プチストレス、プチモヤモヤの渦はその勢いを拡大し続けています。

いまだに、立ち去るどころか脳ミソの真ん中でその規模を拡大しながら、渦巻き続けているようです。

次第に大きくなってきた思考の渦。

それはプチストレスやプチモヤモヤの範疇を超えて真剣な悩みへと変化してしまいました。

考えてもそう簡単に答えが出ない問題に直面してしまった脳ミソは、ここまできたら思考停止などできません

考えて考えて、答えが出なくてまた考えて…思考はエンドレスです。だれにも止められないのです。

勝負も終盤!?

安眠対策も効果なし!?

眠らせて眠らせて 頭の中で暴れないで
眠らせて眠らせて 低反発枕買ったのに
眠らせて眠らせて ホットミルクでお腹が痛い
眠らせて眠らせて 誰か脳ミソ持ってってくれ

出典: 今夜も眠れない(病的な意味で)/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

終わりの見えない主人公と脳ミソのバトル。ここでもまだ続いている様子が描かれています。

主人公は眠れない日々から脱却するために、様々な努力をしたのでしょう。

安眠できるように枕を変えてみたり、スムーズな入眠を促すために飲み物を飲んでみたり…。

しかしそれらのアイテムでは、暴れ狂う脳ミソに太刀打ちできませんでした

むしろ3行目にある通り、主人公自身がアイテムに反撃されているという、切ない結果に…。

こんなに暴れ狂うなら、もういっそのこと脳ミソなんてなくなったって構わない!

投げやりな主人公は、先ほどまで交換したいと思っていた脳ミソに対して一切の執着を捨て去りました

疲労困憊…勝負の行方は?

眠らせてそろそろ眠らせて 思考回路はショート寸前
眠らせていやマジで眠らせて あれ一個が違ってるんるー
眠らせて神様眠らせて 主よ、人の望みの喜びよ
眠らせてねぇ笑って眠らせて もう意味がわからない

出典: 今夜も眠れない(病的な意味で)/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔

もうここまで来たらどうにもできません。

疲労困憊な主人公の肉体と、まだまだ元気いっぱいでフル活動中の脳ミソ

ここまで続いてきた両者の攻防戦は、どうやら相変わらず脳ミソ側が有利に進行しているようです。

ただよく見ると、有利なはずの脳ミソ側の疲弊具合もかなり深刻な様子…?

先ほどまで、あれだけ真剣に様々なことを考え抜いていた脳ミソ。

しかしここで考えていることには、まるで意味などありません。

ただ頭の中に詰まっている単語たちが、脳ミソの中を意味なく駆け抜けているだけのように見えます。

主人公の身体が、眠るために必死に抵抗したのでしょう。脳ミソも深刻なダメージを負っています。

終戦…朝が来た

日が昇り人が動きだし僕の目覚まし時計も仕事を始める
けたたましく鳴るサイレンの様な電子音が耳に突き刺さる
やっぱり効かなかった眠り薬先生だから言ったじゃない!
もう嫌だ くたばれ みんなチネ アンコ見せろ フォーゲッチューナイ

oh oh ごめんなさい oh… ↑ほんの出来心…

出典: 今夜も眠れない(病的な意味で)/作詞:鬼龍院翔 作曲:鬼龍院翔