コード


メンバー全員何らかの音楽系学校を出ているだけあり、演奏技術・アレンジ共に高度なセンスで仕上げられていますよね。

特に作曲者の成田さんは、音大でクラシックを本格的に学び「印象派+ポップロック」と言うコンセプトを打ち出しました。

「S.S」だけで見ると、メロディーとハーモニーが先にあったような作りキーボード奏者らしいコード進行と感じます。

イントロから歌い出しまで

(Dmaj7 E6 Dmaj7 E6 C#m F#m7 Dmaj7 E6 F#m7)×2
E6 F#m7 B
F#m G#m F#m G#m F#m G#m F#m7 C#m
感情 はお いく ら 見積 書 頂戴 な だって
F#m G#m F#m G#m
人生 は打 算だ もの
F#m G#m F#m7 C#m F#m7 B
珠 弾いて 横 顔なくせ よ

出典: S.S /作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ

まず、イントロから歌い出しのパートです。

コードが目まぐるしく変化していきとても華やかですね。

#がとても多いのは、キーを大胡田さんに合わせた結果でしょうか。

歌い出してからはF#mとG#mの繰り返しなので弾きやすそうです、弾き語り派にはありがたいですね。

サビまで

F#m G#m F#m G#m F#m G#m
単調 な暮 らし にあ げた いわ そ
F#m7 C#m F#m G#m F#m G#m
れは さながら 高性 能な ギフ ト
F#m G#m C#m F#m
忙 しい言葉の 上級 者

D E F#m C#m D
S.S さらって さかし まなポーカー フェイス
D E F#m C#m
奇を てらって 浮世 で笑う
D E F#m C#m
S.S 意味ない 駆け引 きなんて
D B C# Dmaj7 E6
正気 の沙 汰じゃ ない

出典: S.S /作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ

「感情は〜」からと「単調な〜」は同じようで微妙に違います。

サビは3回繰り返して、最後だけ変化するので注意しましょう。

音源を聞く限り、パワーコードかプラス一音で演奏しています。

ですから、バンドでコピーする場合にはコードを全部鳴らすというよりも必要な音を選ぶような感覚で良いと思います。

2番と間奏

F#m
大盛況です~
F#m7 G#m7 F#m7 G#m7 F#m7 G#m7 F#m7 G#m7
賛同 の 数さ え 疎ま しい 時代 のなかで
F#m7 G#m7 F#m7 G#m7 F#m7 G#m7 F#m7 G#m7
最後 の切 り 札 免罪 符は 破っ て捨てろ
F#m7 B7

出典: S.S /作詞:大胡田なつき 作曲:成田ハネダ

このパートは、ほとんどF#m7とG#m7の繰り返しです。最初の一つを除いて全てのコードがセブンスコードとなっています。

「まさかS.Sって、セブンス・セブンスの略かもしれない……。」というのは少々強引ですが、個人的には好きです。

タイトルの意味は?


また、パスピエでは成田さんが作曲し、スタジオに持ち込んで作り込むそうなので、曲先ということになりそうです。

曲が先にあり、全体4文字前後で、2文字ずつ区切るサビの頭のフレーズを詰めていった結果「S!S!」になっただけで深い意味はないというのもミュージシャンらしくて面白い!……ですが、それは流石になさそうですね。

また、実は人名なのでは?という考えも浮かびますがその場合には「S.S.」になるのが一般的な表記です。

やはり歌詞の中のフレーズを省略したものと考えると、「さらって さかしまなポーカーフェイス」「さあ!さらって」「正気の沙汰じゃない」などを省略するとS.Sになります。

個人的には、「さあ!さらって」が歌詞の本題というか気持ちの核心に近い部分と感じます。

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