不便な可愛げ

黒髪ロングと黒髪ボブより
金髪ショートが似合いたい

出典: 不便な可愛げ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

こちらはBiSHアイナ・ジ・エンドさんとのコラボ楽曲です。

「不便」と「可愛げ」という一見合わない言葉の組み合わせ。

違和感と不思議な雰囲気にとても惹かれました。

意志の強い女性らしさ、そしてどこか上品さを感じるこの曲。

自分が好きだと思う容姿が男性ウケはしないこと、よくあるのではないでしょうか。

一般的な「女性らしさ」に当てはまらない自分が、多くの場面で「不便」ということです。

しかし男性受けがほしいのではなく、自分らしさがほしいという意志の強さを感じます。

この曲を女性2人が歌うということが、1人で歌うよりも説得力があると思いました。

ジェニーハイラプソディー

メンバーの自己紹介ソング

ゴーストライター!
今は違うけど
みんな理不尽だ

出典: ジェニーハイラプソディー/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

この曲はメンバーが自己紹介をする、ジェニーハイの代表曲です。

ライブでも一緒に歌ったり踊ったり、ファンも楽しめる曲ではないでしょうか。

またユーモアもとても溢れています。

新垣隆さんを「ゴーストライター」と呼ぶ歌詞は驚きました。

触れてはいけないようなところを、あえて触れてしまうのがすごいです。

新垣さんが「理不尽」と言う歌詞にはリアルな思いを感じました。

とても耳に残るキャッチーなメロディで、多くの人が惹きつけられると思います。

ラプソディーの意味

ジェニーハイ【ジェニーハイストーリー】アルバム全曲解説!ユーモアと気品が共存するカオスを味わおう!の画像

バラエティーに出りゃこっちのもん
現代音楽こっちのもん

出典: ジェニーハイラプソディー/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

ラプソディーとは自由な形式で表現する楽曲のこと。

つまり、ジェニーハイを自由な形で表したということです。

このグループの特徴は、メンバーがそれぞれ異なる場所で活躍していること。

また個人でキャラがしっかりと確立しています。

そんなメンバーが集まった不思議なバンド自体が、自由な音楽を表現しているのです。

今までのバンドの形にとらわれない、ジェニーハイ自体が自由なのかもしれません。

そして、「ゴーストライター」や「こっちのもん」など自由な表現が歌詞に多くあります。

なんでもOKな歌詞やなんでもありのバンドの形が、ラプソディーなのだと感じました。

プリマドンナ

私プリマドンナマドンナ
とにかく歌わなきゃ

出典: プリマドンナ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音

この曲ではとにかく自分を奮い立たせている様子が窺えます。

「プリマドンナ」とはオペラの主役の女性歌手のこと。

主役として自分をとにかく奮い立たせているのだと思います。

アルバムの中で、この曲が一番不思議な印象を受けました。

どこかミステリアスで、どこか悲しげな雰囲気。

自分を奮い立たせている中にも、裏では何かを犠牲にしているような印象を受けました。

それほどの覚悟を感じます。

ヘチマラップ

ジェニーハイ【ジェニーハイストーリー】アルバム全曲解説!ユーモアと気品が共存するカオスを味わおう!の画像

何だよこれ
ヘチマって何だよ

出典: ヘチマラップ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音