やなぎなぎってどんな人?
人見知り
あの繊細な声の持ち主、どんな人か知りたくなりますよね。オフィシャルサイトでは彼女の伏し目がちのプロフィールを見ることができます。
大阪府出身、1987年5月31日生まれの30歳。歌声どおり、そのスタイリングもおとぎ話の中の人物を思わせるような雰囲気です。
彼女の目指すもの、それはオフィシャルサイトでも語っているように「ふとした日常やノスタルジックな風景、童話のような情景を描く音づくり」。
音楽性は彼女の生活や嗜好(しこう)もすべて支配していると言っても過言ではないかも。
人見知りという性格もありますが、あまりメディアに出て自己主張をしないというのも、ある意味彼女の楽曲の持つ神秘的な響きに寄与しているように思えるのです。
アーティストとしてのあゆみ
音楽との出会いは幼少期。彼女の母が近隣から譲り受けた電子ピアノに触れたことがきっかけです。
その後、中学生の時に、彼女の兄からDTMソフトを買い与えられたことをきっかけに、作曲を開始。この瞬間、コンポーザー(作曲家)としての歩みが始まります。
DTMソフトとはデスクトップミュージック(DeskTop Music 、略称:DTM)のこと。"DTP"(デスクトップパブリッシング)をもじって作られた和製英語なのです。言うなれば、英語圏でいう所のComputer Musicのこと。
作曲も当世風なら、デビューもこのご時世らしく、Webサイトから。2006年、ウェブサイト「プレイヤーズ王国」でアマチュアとして音楽活動を開始します。
オリジナル曲を制作するかたわら、“ガゼル”の名義で「ニコニコ動画」でもデビュー。楽曲とともに動画を投稿しています。
「ランティス組曲 feat.Nico Nico Artists」ではボーカリストの1人として参加もしているのです。
メジャーデビュー
2008年3月、動画投稿サイトでの活動を正式に引退します。それはメジャーへの第一歩のスタートとなりました。
“nagi”という名でsupercellのゲストボーカルを務める一方、シングル3枚とアルバム1枚をリリース。
そしてさらに4年後の2012年2月29日、ジェネオン・ユニバーサルからシングル「ビードロ模様」をリリース。メジャーソロデビューを果たしました。
2006年からアーティスト、ボーカリスト、シンガーソングライターとして歩み始めた彼女は、6年掛けてようやくメジャーデビューとなったのです。
デビュー以降
メジャーデビューからさらに5年、やなぎなぎは誰もマネのできないアーティストとして地道に歩みを続けています。多くのゲームやテレビアニメで楽曲を発表しているからです。
一度耳にしたら忘れられないあの声と、楽曲の持つ繊細な壊れそうな夢幻を思わせる世界観は高く評価され、広く支持されつつあるのです。
彼女のこともっと知りたいならチェック!
やなぎなぎのことをもっと知りたい、という方はぜひ、オフィシャルサイトをチェックして。彼女の人となりとかが伝わってくるWebサイトです。
やなぎなぎのオフィシャルウェブサイト。最新ニュース、リリース情報などを掲載。
『ビードロ模様』について
『ビードロ模様』はメジャーソロデビューを飾った記念すべき楽曲です。2012年2月29日(うるう年!)にリリースされました。
すでにインディーズでは名の知れた彼女、楽曲の評価は高く、それはランキングにも反映されます。当時のオリコンチャートのCDシングルランキング、2012年2月28日付のデイリーランキングで初登場7位を記録。
さらに2012年3月12日付の週間ランキングでは初登場11位を記録しています。
アニメ『あの夏で待ってる』のエンディングテーマ曲。
この楽曲はアニメ『あの夏で待ってる』エンディングテーマとして起用されたものです。
『あの夏で待ってる』は、長野県の小諸市を舞台とした青春ラブコメディ。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のアニメ監督・長井龍雪とアニメーター・田中将賀、『おねがい☆ティーチャー』のアニメ脚本家・黒田洋介とキャラクターデザインを請け負ったイラストレーター・羽音たらくによる少年向けのアニメーションです。
キャッチコピーは「その夏の思い出が、僕達の永遠になる」。「なつまち」、または「あの夏」の略称で、男子高校生の妄想なのか現実なのかも不明な不思議時空でストーリーが展開されます。