周りを見ればみんな彼がいる
休み取っても私一人じゃ何をするのか問題
人生 楽しく生きるには彼が必要だ
出典: ぼっち党/作詞:秋元康 作曲:庄司裕
主人公はふと周囲を見渡します。
すると他の女性社員の姿。
しかしどこか彼女たちは自分と違うのです。
そう、みんなそろって彼氏がいるということ。
これが主人公と周囲の女性との違いです。
主人公はそれに気づき始めました。
一生懸命仕事だけに打ち込んでいた自分。
しかしその間に他の女性は彼氏を作っていたのです。
そんな時人はどんな感情を抱くでしょうか。
おそらく多くの場合「羨ましい」と思うでしょう。
さらには頑張ってきた仕事も、どこかむなしく感じてしまうかもしれません。
平日は仕事をこなして、休日は疲れを取るだけの人生。
彼氏がいればさぞ休みの日も充実することでしょう。
主人公の目は徐々に恋愛へ向いていきます。
溜まっていく鬱憤
ベタな恋愛に腹が立つ
恋愛ドラマはムカつくだけだ
星占いでは絶望的
街を歩けば カップルだらけで ふざけんな
結婚しますの報告いらね
出典: ぼっち党/作詞:秋元康 作曲:庄司裕
主人公はどこか疑心暗鬼になっているようです。
それもそのはず。
自分はいたって真面目に生きてきたのです。
それなのに今になって、独身でいるのがいけないかのような空気感。
どこか孤立したような気持ちになってしまいます。
そんなベタな恋愛が本当にある訳ないと思ってしまうのでしょう。
それに加え、外に出ればやたらとカップルが目につきます。
何故自分だけ独り身なのか。
よそのカップルが羨ましくも腹立たしくもあるでしょう。
さらに友人は結婚ラッシュ。
「さあ祝え」といわんばかりに報告をしてきます。
自分のことすらままならないまま、他人を祝うのも歯がゆいものです。
家族の気遣いも鬱陶しい
両親 私に気を使うな
指輪は自分で買ったんだ いけませんか?
出典: ぼっち党/作詞:秋元康 作曲:庄司裕
主人公のイライラは家族にも向けられます。
年齢を重ねると立て続けに来る親からの精神攻撃。
「結婚はまだか」といわんばかりに詮索されるのでしょう。
ある日主人公は指輪をしていたようです。
それに気づく親。
「その指輪、彼氏にもらったの?」などと聞かれたのでしょうか。
しかし実際は彼氏などさっぱりです。
指輪も自分で購入したもの。
「いない」と答えるたびにどこかむなしさが押し寄せます。
同時に、主人公は両親からの期待も感じているでしょう。
「娘に結婚してほしい」という両親の願い。
そんな想いに出来れば答えたいものです。
しかし今の自分にはどうしたらいいのか見当も付かない…。
そんなジレンマが主人公を襲います。
自分の行く先が分からない
猫を飼ってみる?
猫がいればいい ニャーオ
誕生日 クリスマス バレンタインデー
他人事
出典: ぼっち党/作詞:秋元康 作曲:庄司裕
周囲をいくら気にしても仕方ありません。
主人公はこの淋しさをどうにかできないかと考えます。
そこで考え付いたのが「猫」。
ペットを飼うことは精神衛生上、とても良いでしょう。
帰ってきて猫がいれば癒されます。
「猫さえいれば私には何もいらない!」そう思える人も多いかもしれません。
しかし猫は癒してくれるだけ。
彼氏とは違うのです。
言葉も話せなければ抱きしめてもくれません。
主人公が今欲しいのは彼氏、そして愛なのです。
結局、猫を飼うのも思いとどまったでしょう。
将来的への不安が押し寄せる
どうするの? どうするの? どうするのねえ(私)
見つけてくれ 見つけてくれ 見つけてくれ(早く)
このままじゃ このままじゃ このままじゃ ダメ(未来)
愛されたい 愛されたい 愛されたい
出典: ぼっち党/作詞:秋元康 作曲:庄司裕