「自力本願レボリューション」とは
「自力本願レボリューション」は、「暗殺教室」アニメ第1期のオープニング曲です。「青春サツバツ論」に続く第2段弾です。
そして、「青春サツバツ論」で活躍した3年E組うた担が、再び登場します!3年E組うた担は健在ですね!
渚、業、茅野、磯貝、前原という、個性豊かな5人のハーモーニーが絶妙ですよ。
「青春サツバツ論」の頃よりも少しだけ変化した、生徒と殺せんせーの関係にも注目です!
さらに爆発するキャラクターの個性
見た目も身長も女の子並みにかわいらしい渚の、透き通るような声と、ヒロイン的存在である茅野の可愛らしい声。
業ののらりくらりとした歌声に、磯貝のまっすぐな歌声。
そして元気いっぱい、前原の歌声と、キャラクターの個性が今回も炸裂しています。
個人的に渚と業が好きな筆者としては、アニメの世界そのままの2人の声が聴けるのは嬉しい限りです。
「教室」という舞台を活かした歌詞に注目
特にこの、「自力本願レボリューション」は アニソンらしさと教室という舞台を存分に活かした歌詞になっているのが素敵ですね。
なんと言っても、「起立。礼。ロックオン!」から始まるところは「暗殺教室」を端的に表現していて素晴らしい!
「起立。礼。」という学校ならではのシチュエーションはもちろんですが、「起立。礼。」という号令のあとに「ロックオン!」と続くことは普通あり得ません(笑)
暗殺教室という特殊な環境
少々不気味な雰囲気の教室、廊下から聞こえてくる謎の足音。登場する謎の黄色い生物。
そして「起立!気を付け!」という号令のあとに、「礼!」のかけ声と同時に生徒たちが銃を構え、マシンガンのような音が教室に鳴り響く・・・。
あの衝撃的なオープニングを彷彿とさせ、それが彼らの日常であること、しかも割と楽しい日常であることを短いかけ声の中で表現しているのはさすがです。
言葉遊びでマイナスイメージをプラスに
「青春サツバツ論」はサツバツと言う言葉の響きをひっくり返してしまうほどの明るい楽曲。
そしてこの「自力本願レボリューション」は、「他力本願」という言葉を上手く使って言葉遊びしていますね。
本来ならばあまりよい意味ではない「他力本願」という言葉を、「自力本願」と言い換えてしまうことでプラスの意味に変えています。
さらに、レボリューションというところが、これまでになかったことをやろうとしているE組の力強さをイメージさせます。
なんと言っても生徒が国家機密である超生物を暗殺するという、前代未聞のことをやってのけようというのですからね。
そもそも、超生物が先生をやるというのも前代未聞なのですが。
歌詞に見る成長と関係性の変化
僕らはうたた寝顔して ナイフ隠し持った。
出典: 自力本願レボリューション/作詞:藤林聖子 作曲:鳴瀬シュウヘイ
ナイフというのは対殺せんせー用の人畜無害なナイフですが、何でもない顔をして殺意を隠し、殺せんせーの暗殺に明け暮れるE組を分かりやすく表現しています。
しかも、「暗殺」「殺意」と言う言葉が日常的に登場するのに、殺せんせーと生徒たちはまるで友達のような仲のよさ。
なかなか普通の学校でもこんな関係は築けないのではないかと思うほどで、羨ましい限りです。
Mr.ティーチャー 教えて
未完成な僕ら
あなたという不落のターゲット
撃抜けるでしょうか?
挑む限り…【起立。礼。ロックオン!】
可能性は五分五分(ハーフ&ハーフ)【起立。礼。ロックオン!】
Mr.ティーチャー 見ていて
迷い多き僕ら
誰よりもあなたのために
猛勉強中さ
殺意だけが【起立。礼。ロックオン!】
あなたへのメッセージ【起立。礼。ロックオン!】
自力(ガチで)本願(いくよ)レボリューション
出典: 自力本願レボリューション/作詞:藤林聖子 作曲:鳴瀬シュウヘイ
この歌詞には、殺せんせーを愛情で暗殺しようとする生徒たちの姿勢が垣間見えます。
みんな少しずつ、抵抗を感じながらも殺せんせーを好きになってしまう、そんな不思議な関係なのです。
殺すことが精一杯の愛情であり誠意である、という、3年E組ならではの絆が生まれてきていますね。
ほっとけば きっと誰か やってくれると
どこか 他人事だった…だけど
出典: 自力本願レボリューション/作詞:藤林聖子 作曲:鳴瀬シュウヘイ
という歌詞にもあるように、生徒たちは初めのうち、暗殺に非協力的でした。
自衛隊などを持ってしても殺せない超生物を殺すなんてことは、普通に考えて不可能だからですね。