ここでは仲間たちの声が聴こえています。
大丈夫と繰り返すことで、僕は一人ではなく、仲間たちに支えられていると実感しているのでしょう。
ともにここまで頑張ってきたからこそ響く言葉であり、僕の決意が強く感じられる場面です。
仲間たちと分かち合ってる痛みや悩みがあるから、これからの夢に挑み続けていくことができます。
夢への道のりはまだ途中で、これからも仲間たちと進んでいこうという力強い気持ちが伝わる歌詞です。
ぶつかり合う本音と本音
ありふれた言葉だけど
「ありがとう ありがとう」
本音だから
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之
先ほどは仲間からの言葉でしたがここでは、それに応える僕の言葉が出てきました。
自分がここまで頑張れているのは、仲間の存在があったからこそなのでしょう。
それは僕にとって非常に大きな支えのはずです。
素直にその感謝を伝えることは照れくさいことかもしれません。
その照れくささを乗り越えて本音を伝えることが、お互いの気持ちを高めあうことに繋がるでしょう。
僕の心の変化
「好き」ばかりではなくても
「なあ 好き勝手いいよな」
心ない事を食らって
影落とす日も
「好きだけじゃないよな」
本音は君が知って
居てくれたらいいさ
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之
2番では他の誰かが頑張っている人に心無い言葉を投げかけています。
部活に打ち込み努力している姿への嫉妬や妬みが隠れている言葉なのでしょう。
しかし言われた方は、自分たちの努力に関係なく非難されているように感じてしまいます。
心無い言葉は本音とは違って僕の気持ちを落ち込ませてしまっているのです。
最初はサッカーが好きで集まった仲間たちが大勢いたのでしょう。
しかし中にはつらい練習やトレーニングに耐えられず辞めていった仲間もいるはずです。
僕にとっても部活は好きなことだけではなく、時には嫌いなこともあるかもしれません。
それでも、好きなこともそうじゃないことも、全部を本音で話せる君が本当の仲間なのだと読み取れます。
仲間たちとの深くなる絆
柄にもなく熱いメールや
火花が散る喧嘩もしたね
馴れ合いじゃない
面倒でいい
そして僕・君じゃなく
“僕ら”になる
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之
男の子はなかなか頻繁に連絡をしたり、学校外で話したりしない人が多いでしょう。
しかし、好きなサッカーのことになると熱い話やチームのことでメールをしたことがあるようです。
そのやり取りでは互いに熱くなりすぎて喧嘩をしてしまったことがあるのでしょう。
しかし、同じ夢を見ている彼らにとって、その喧嘩にも意味があります。
それまでは僕と君という、それぞれが別の考えや思いをもっていたかもしれません。
何度もぶつかり合うことで、僕たちは仲間になれたという言葉に繋がっています。
偶然出会い、繋がった僕ら
出会えた仲間への思い
巡り巡る
出会いと別れの中で
繋ぐ紡ぐ
他人同士だった僕ら
ベタベタは苦手だけど
時には たまには
素直になろう
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之
ここはsumikaの想いが詰まっているように感じられる歌詞になっています。
たくさんの時の中で、この世界のすべての人に出会うことはできません。
その中でも僕と君たちは出会えました。
最初は意見が合わないこともあったし、嫌いだったこともあったでしょう。
それでも、同じの夢に向かって、同じ道のりを走ってきました。
僕から僕らになっていることで、他人から仲間に変化したのです。
仲間だからと何でも一緒に行動したり、お互いに褒め合ったりするのは苦手なのでしょう。
しかし時には素直に相手を賞賛し、感謝を伝えようという前向きな気持ちが感じられます。
未来を全力で見つけ出す熱い思い
明日はどうなって
明後日はどうなって
未来はどうなってゆくんだろう
明日が雨でも
明後日が嵐でも
探せ繋げ
僕らは
出典: 本音/作詞:片岡健太 作曲:小川貴之