告白を思わせる場面
今からちょっと2人で話せる?
てゆーか俺が1人で話すかも
近ごろずっと頭でくり返す
なぞなぞみたいで簡単なことさ
出典: 俺と付き合ってください。/作詞:遊助 作曲:Yuuki Kimura,遊助
MVは「俺」が見てきた数々の「君」の回想シーンから始まります。
「俺」に気づいて微笑んでくれたり、何やら悲しそうな顔をしていたり、はにかんで笑ってくれたり…。
歌詞では「話せる?」と聞いておきながら「てゆーか…」といきなり切り替えしています。
話聞く気ないですね(笑)。
ここから「君」の反応がどうであれ、一方的でもいいから想いを伝えたい様子がわかります。
それくらい最近ずっとぐるぐる考えていることがあるというのです。
最近よく目が合うのはなんでだ?
それは俺が君を見てるせいか
最近頼みごと増えたのなんでだ?
それは君と話したいからか
最近やたら携帯見るのはなんでだ?
それは君からの連絡を気になっているせいか
最近今日の運勢確認するのなんでだ?
何かのタイミングどこかで探してるせいか
出典: 俺と付き合ってください。/作詞:遊助 作曲:Yuuki Kimura,遊助
MVは「俺」からの視点で進んでいきます。
朝起きて家を出て、通勤ラッシュの電車に乗って、出勤しています。
歌詞にある通り、「俺」は「君」に頼みごとができる間柄。
MVに登場する「君」がスーツ姿であることから、「俺」は「君」の会社の先輩と想像できます。
会社に向かいながらいろいろな表情を見せる「君」を思い出しているのですね。
「君」と話すためにさして頼まなくてもいいようなお願いをする。
必要以上に携帯を気にしてしまう。
「今日のラッキーアイテムは◯◯」と言われた日には、1日◯◯を意識して過ごすのでしょう。
とにかく頭の中は「君」でいっぱいです!
そしてMVは仕事が終わった後のバッティングセンターへと場所を変えます。
もうやんなっちゃう、だけど…
あーもうやんなっちゃう いつも気になっちゃう
君と出会わなきゃ こんなめんどくさくないのに
だけど君がいて 今の俺なんだ
この際 ハッキリ言っとくけど 君が好き
出典: 俺と付き合ってください。/作詞:遊助 作曲:Yuuki Kimura,遊助
MVの現場はバッティングセンター。ここへは「俺」が誘ったのでしょう。
バットを振っているのか、バットに振られているのか…。「君」がやけになってボールを睨んでいます。
踏ん張りがきかないのか、途中でヒールを後ろに脱ぎ捨てるところもたまらなく可愛い!
その場面を背景にしてサビに入ります。
「〜なっちゃう」なんて、女の子が口にしそうな台詞をさらっと言うのは遊助ならでは。
「あー」という感嘆詞からどうにもならない感情が溢れ出ている様子がわかります。
いつもは気にならないようなことが気になってしまう。
自分のペースが乱れてしまう。
自分がなんだかよくわからなくなってしまう。
人を好きになるとこんなにも面倒臭いものなのかと思ったことが、誰しもあるのではないでしょうか。
「俺」は「君」がいたことで変化した部分があるようです。
面倒臭いけれど、「君」を好きになったことで変わった自分のことも肯定しています。
残念ながら公開されているMVはここまで。
続きが気になる方はぜひ「初回限定版A」を手に入れてくださいね。
募る「君」への想い
最近バッタリ駅のホームで会うのなんでだ?
それは君が座るベンチの前を歩くせいか
最近読み慣れない本読むのはなんでだ?
それは君とわかり合いたいからか
最近寝坊しがちなのはなんでだ?
それは君のこといつまでも考えてるせいか
最近男前のあいつ連れて来ないのはなんでだ?
もうなんとなくわかるだろ みんなライバルなんだ
出典: 俺と付き合ってください。/作詞:遊助 作曲:Yuuki Kimura,遊助
「君」がよくいるスポットをチェックして、「あれっ、偶然だね」と出会ってみる。
少しでも共通の話題を探したくて、好きと言っていた作家の本をわざわざ読んでみる。
今日は元気なかったな、何かあったのかな。今日変な態度とっちゃったな、変に思われただろうか…。
なんて考えていたら日が昇り始めてしまった。
いくら友達といえど「君」の前では男はみんな敵。
恋愛あるあるです!
数々の予習と対策も全部「君」が好きだから。
どれもこれも時間のかかるものばかりですが、そんな努力ができてしまうのも恋愛の魔力です。
いよいよ告白!
バックミュージックに注目
はにかんだ優しい横顔も
人見知りで臆病なとこも
好きだ 好きだ 君のすべてが
ダメだ ダメなんだ 君じゃなきゃ
俺と付き合ってください
出典: 俺と付き合ってください。/作詞:遊助 作曲:Yuuki Kimura,遊助
ここはぜひ音源を聴いていただきたいのですが、注目なのが最後の告白の部分。
バックミュージックも止まり、遊助の告白だけが響きます。
それに続く間奏は華やかなストリングスに始まり、天使が祝福するようなピアノのメロディが転がります。
告白がうまくいった様子を、バックミュージックが「おめでとうー!」と祝福しているような。
喜びに包まれている二人の様子を想像させる演出になっています。