さらにこの曲の主人公はすでにここで泣いているのだと思いました。

卒業式は友達との別れがあるためそれだけで悲しくて涙が出てくるかと思います。

しかし涙を友達に見られるのことは恥ずかしいため隠す人が多くいるでしょう。

そんな涙が溢れそうな時に親のことを思い出して涙が溢れ出てきたように感じ取れました。

また、2行目は涙が出ていることを認めたくないような意地も感じ取れました。

簡単に泣くことは弱い人だと思っている人も多くいます。

自分は弱い人間ではないということを親へ証明するために泣いていることを認めなかったのかと思いました。

桜晴に込められた意味とは

僕の背中を押した 桜晴
涙が溢れそうになるのは何故

出典: 桜晴/作詞:優里 作曲:優里

卒業式にふと親のことを思い出し今までのことを感謝したいが恥ずかしくて言えない様子が伺えます。

高校生や大学生になって親に感謝することを恥ずかしいと思う人は多くいます。

この主人公もその1人でありなかなか言い出すことが出来ませんでした。

そんな中背中を押してくれたのがこの曲のタイトルになっているものでした。

 晴れるということはモヤモヤする気持ちが無くなることを表しているのだと思います。

このことからこの楽曲名の意味は2つあると思います。

1つ目は卒業式に咲き誇っていた桜にはその人の気持ちを押してくれる力があるというものです。

2つ目は普段は言えないことを言わせることによってその人自身を成長させるというものです。

サビを深読みすると楽曲名の意味が分かるようになっていることが分かりました。

親のありがたみが分かったことで

成長した自分

スーパーの買い物袋の
音とただいまの声に
いつもと違うありがとうが
胸にそっと溢れてくる

出典: 桜晴/作詞:優里 作曲:優里

ここから2番が始まります。

サビでは桜が応援してくたおかげで親へ恥ずかしがりながらも感謝することができていました。

ですがここでは一度しっかりと感謝したことによりいつもと違う感謝の気持ちを感じています。

感謝するということに対する恥ずかしさがなくなり気持ちがスッキリとしているようにも思えます。

感謝する前とした後の自分では全く違う自分になっており成長したことを実感できたことでしょう。

親からの注意

どんな時も 育ててくれた貴方と
心無き声にくじけた夜

出典: 桜晴/作詞:優里 作曲:優里

卒業式前に親との喧嘩を振り返っている歌詞となっています。

親は子供に誠実に育って欲しいため「勉強してるの?」など些細な事でも子供を心配してくれる大事な人です。

そんな大事な人からの注意は自分のためだということは分かっていてもいらついてしまいます。

そして思ってもいないことを口に出してしまうこともあると思います。

その場では言いたいことを言えたとスッキリするかもしれません。

しかし後からあんなことを言ってしまったのか後悔する気持ちが生まれると思います。

大事な人から立派に育って欲しいという願いから言ってもらえる言葉を素直に受け取れない。

こんな自分にいらついた夜があったことが読み取れました。

親と喧嘩していたことは昔のことであり卒業式ではしっかりと親へ感謝することができていました。

そのため今は親の気持ちを汲んだ行動が取れると思います。

友との決別のとき

今日は
上手く笑えない そのままでいいよ
言葉を胸に行く 桜晴
今はさよなら またねでいいかな
どんなに遠くなっても
忘れたくない

出典: 桜晴/作詞:優里 作曲:優里

今までは親との思い出や成長を感じ取れるような歌詞でしたが最後は友への感謝の気持ちが表現されています。

 2行目は自分と友達の会話なのではないかと思いました。

卒業式でいつも通りの調子ではない自分に優しく声をかけてくれる友達。

「ありのままの君でいいよ」なんていってくれる友達を持ったことと出会えたことが幸せだと思います。

3行目以降から友達だから多くは語らなくても言いたいことは伝わるだとうという気持ちが伝わってきました。

このことからこの人との関係は友達ではなく親友という深い関係性なのだと思います。

また、そんな人と今まであった出来事を振り返ると泣けてしまいそうだと感じたのかなとも思えました。

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「桜晴」まとめ

人気シンガー優里の初めての卒業ソング「桜晴」。

この楽曲の1番では一人暮らしの部屋でふとした時に親を感じる気持ちが表されていました。

母親がいつも家事をしてくれるありがたさや父親の背中の偉大さを感じていました。

そして桜が自分の背中を押してくれたことにより恥ずかしがりながらも親へ感謝を伝えます。

2番では感謝を伝えれらるようになったことで親へ素直になったことが表されていました。

また親への感謝だけでなく親友へ多くは語らずとも感謝を伝えていました。