「Shunari」のMVが公開

reGretGirl「Shunari」を歌詞解説!あの頃に帰りたい…胸に突き刺さるほどの思い出とは?の画像

今回ご紹介する楽曲「Shunari」はreGretGirlが2018年10月17日に発売するミニアルバム「take」に収録されています。

「Shunari」はアルバムの1曲目を飾っており、キャッチ-で耳に残るサビが魅力的。

彼ららしいセンチメンタルなメッセージが前面に押し出されています。

そして、「Shunari」のMVアルバムリリース前の2018年9月10日に先行公開されました。

reGretGirlは失恋ソングを歌い続けるバンド

彼らのMVには毎回愛くるしい女性が登場し、別れを惜しむ男性の心情を読み取ることができます。

今回の女性との思い出の映像も胸が締め付けられるほど、幸せに満ちていますよ。

それではご覧ください。

別れを告げられる

女性の「バイバイ」という言葉から始まるMV

別れを告げられた場面からストーリーが展開されていきます。

その後、セーラー服姿の若々しい女性との幸せそうな映像に切り替わりましたね。

おそらくこの楽曲の主人公は、学生の時から付き合っていた彼女と別れてしまったのでしょう。

だからバンドメンバーの演奏している背景が学校の校舎なのですね。

大好きな彼女との思い出が走馬灯のように巡り、失恋直後の頭の中のよう…。

MVの最後に表示されるメッセージ

そして、MVの最後に表示された言葉を見てみましょう。

「手を引いていたつもりが 足を引っ張っていたみたいだ」

これがこの楽曲における主人公の後悔。

なんだか空回りした自分の行いを振り返っているような印象。

どんな意味が込められているのか気になりますね

歌詞からその真相を読み解いていきましょう!

「別れ」を飲み込めない

純粋だったあの頃

もう帰ろう
ふたり出会った頃に
手を繋ぐだけで鼓動が高鳴っていたあの頃に

出典: Shunari/作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋

楽曲の中でも印象的なフレーズから始まりました。

この「帰ろう」という言葉は何度も繰り返されます。

主人公が帰りたいのは、MVでも登場した学生時代のこと。

純粋に惹かれ合っていた楽しい時期。

どうしても大人になってからの恋愛は、青春時代の恋愛とは変わってきますね。

それぞれの道を進むほど、人間関係や恋愛は複雑さを増していくもの。

その中でもすれ違うことなく関係性を維持できる人もいれば、「別れ」が訪れることだってあります。

主人公は後者だったようですね。

別れてしまった今があまりに辛くて、楽しかった過去へ戻りたいと思っているのでしょう。

思い出に浸ってしまう

ふたりの写真を消す覚悟はまだない
不意に見返してまた苦しくなる
君はこうやって見返すこと無いんだろうな
ていうかすでに全部消したんだろうな

出典: Shunari/作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋

別れた後に写真を見返してしまう経験…すごく共感できます。

でも、見ていると一瞬楽になった気がするけど、もっと辛くなってしまいますね。

まさに泥沼といえます。

本当は写真などの思い出の詰まった物は捨ててしまった方が吹っ切れるはず。

主人公はそのことを理解しているようです。

でも、今はまだ彼女のわずかな余韻に浸っていたいのでしょう。

それに対して振った側の彼女は過去を振り返る様子はない。

自分から湧き出る感情が一方通行であることを、虚しく感じているのですね。

彼女が頭から離れない

できるだけ嫌な出来事を思いだそうとするも
それさえも愛おしくなってしまう
何やってみてもどう過ごしてみても
意味なくて
結局君にまた会いたくなる

出典: Shunari/作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋

「幸せな出来事ばかり思い出すから辛くなる」と思った主人公。

それと逆のネガティブな出来事を考えようとしました。

しかし、彼女への愛情が勝ってしまい効果はなかったようです…。

考えるほどに、その出来事を思い出す思考回路はより強固になるといわれています。

だから、本当は他事に熱中したり、辛いことを考えない時間が必要。

でも、主人公は彼女のことで頭がいっぱいになってしまっていますね。

試行錯誤しても同じ状態に戻ってしまう…。

それならいっそ、深く深く悲しみに浸った方がいいのかもしれません。