レコードとデジタルでリリースされた楽曲「花」

秦基博「花」の歌詞を徹底解釈!その”花”は何を象徴する?あなたのそばにもきっと咲いている…!!の画像

2018年11月3日にリリースされた秦基博さんの「」。

心がじんわりと温まるような秦基博さんの歌声と、シンプルだけど奥の深い歌詞が魅力の楽曲です。

まさに極上のバラードといえるでしょう。

楽曲のリリースというと、普通CDでの発売もされることが多いですがこの楽曲は違います。

デジタル配信とレコード販売という珍しい形態での販売となったのです。

(※2018年11月7日の時点の情報です。)

ちなみにリリース日である11月3日は「レコードの日」でもあるのです。

11月3日といえば、文化の日。

レコード=文化財という考えから、レコードの日が制定されました。

音質の違いを感じてみたい人は、ぜひ蓄音機を使って「花」を聴くとより感動できるかも!?

パナソニックの企業CM用に書き下ろされた楽曲

様々な生き様を描いた歌詞とマッチしたCMをチェック!

この楽曲はリリースされる前から多くの人の注目を集めていました。

というのも、リリース前からパナソニックの企業CMでこの楽曲が起用されていたのです。

元々「花」はこのCMのために書き下ろされた楽曲でした。

CMのタイトルは「一人ひとりの物語」。

パナソニックと関わっている様々な人をCM内で紹介するという内容になっています。

例えば、わかめの生産の効率化を研究している佐藤陽一さん。

この方は、わかめの生産の効率を上げる「ゆりあげファクトリー」というプロジェクトに関わっています。

「ゆりあげファクトリー」の研究をしている最中、大きく役立ったのがパナソニックの技術。

パナソニックの野菜工場で行われていた技術が「ゆりあげファクトリー」に使われています。

このような感じで、CMではパナソニックに関わっている人たちの物語が描かれているのです。

CMに登場する人たちは、みんなとても生き生きとしており輝いて見えます。

一人ひとりが未来に向かって努力したり、成功を重ねたりしているのです。

そんな生き様を客観的に見れるような歌詞にしたと秦基博さんは語っています。

生き生きをした人の生き様を花に例えた歌詞に感動する人もきっと多いことでしょう。

すごく素敵なCMになっているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

花が咲く意味とは…?心温まる歌詞を解説!

秦基博「花」の歌詞を徹底解釈!その”花”は何を象徴する?あなたのそばにもきっと咲いている…!!の画像

花といえば、華やかで輝かしくみえるもの。

パナソニックの企業CMに登場している人たちもみんな輝いてみえますよね。

でも、花は時に枯れることだってあります。

どんなに輝いてみえる人でも心が弱って枯れ果てることだってあるのです。

この「花」の歌詞では、そんな輝いた状態枯れ果てた状態の両方を歌っています。

では、具体的な歌詞の内容を見ていきましょう!

1番の歌詞

「君」に出会う前の主人公

舗道に咲いた 小さな 私は小さな花
君の目に映るまで ずっと ひとりでいたんだ

出典: 花/作詞:秦基博 作曲:秦基博

この歌詞の主人公は、自分のことをに例えています。

「小さな」という言葉が2回も出てきているあたり、自分のことを過小評価しているのでしょう。

「君」に出会うまでは、あまり自分に自信を持てない性格だったのかもしれません。

そして「舗道」というと、少なくとも自然が豊かな場所はイメージしにくいです。

人に踏まれるリスクも高く、植物が育つには厳しい環境という印象を受けます。

つまり、この主人公はとても過酷な環境の中、ずっと1人頑張っていたのでしょう。

自分のことを過小評価しているのは、この環境が深く関係しているのかもしれませんね。

しかし「君」に出会うことにより、この主人公の心境は大きく変わっていきます。

それでは、続きを見ていきましょう。

主人公にとって「君」とは

もう 泣かなくてもいいの
君が見つけてくれたから

出典: 花/作詞:秦基博 作曲:秦基博

今まではずっと1人ぼっちで泣くことも多かった主人公。

どんなに悲しいことがあっても、その悲しみを分かち合える人はいなかったのでしょう。

しかし、主人公は「君」に出会います。

きっと主人公にとって「君」は、悲しみを分かち合うことのできる大切な存在。

過酷な環境の中で戦っている主人公に「君」は優しく手を差し伸べたのでしょう。

だから「見つけてくれた」という表現をしているのではないかと推測できます。

「君」と出会って主人公は幸せな気持ちに満たされていますね。

この歌詞を読んでいると、自分を支える人がいるってありがたいことなんだと実感できます。

主人公が生きる理由