「きらめきDancin'」のMVは、1977年公開の映画「サタデー・ナイト・フィーバー」を思わせるディスコの風景が描かれています。

ディスコの中にいるオーディエンスは約100名もの外国人エキストラによって演じられています。グルーヴに身を任せ、歌詞の通り、Dance to the musicしています。

そのパワフルなパフォーマンスは圧巻。ストロボライトが輝くディスコで流れる「きらめきDancin'」にファンクの魂を吹き込まれて、誰もがうねりながら躍ります。

みなさんもぜひ躍る100人に混じって踊ってみてください。

懐かしく新しい

MVの舞台設定やBRADIOのサウンド、リズム、ボーカルのファルセットボイス……それらは先述の「サタデー・ナイト・フィーバー」を想起させます。

この映画に多く採用されたビージーズのボーカル、バリー・ギブもやはり、ファルセット唱法を積極的に使っていました。

当時「ディスコサウンド」と呼ばれたビージーズの音楽が現代仕様にリファインされて、さらにパワーアップしてやってきた。そんな印象のBRADIO、そして「きらめきDancin'」です。

1970年代の第1次・第2次ディスコブームから時代が流れて、ディスコはやがてクラブと呼ばれるようになりますが、BRADIOが奏でるファンクはクラブミュージックとは一線を画すものでしょう。

BRADIOのサウンドは「ディスコサウンド」と称して然るべきではないでしょうか。

2018年はディスコブームの再来の兆しもあると言います。そうなればBRADIOは流行の最先端。いまから押さえておくのが利口かもしれませんよ?

踊らにゃソンソン!の歌詞を詳論

Dance to the music

Dance キミを踊らせたいのに
Dive キミに溺れて Doggy maggie
Doctor 助けてよ Heart breaker

Chance いつも逃してばかりで
Shout 叫べば近所迷惑
どうした? こんなはずじゃないのに

1人きりで見失っても踊りたいぜ

出典: きらめきDancin'/作詞:真行寺貴秋 作曲:BRADIO

「きらめきDancin'」の歌詞は、踊らねば損だと言わんばかりに踊ることを推奨してきます。「Dance to the music」、そして「キミを踊らせたい」と迫ってきます。

踊る、踊らないを迷っている場合ではありません。この曲を聴きはじめたあなたは既に踊りはじめているはずです。さあ、もっと大胆に!

いくぜ Dance to the music
今こそチャンス到来のステージ
ノリだぜ Dance to the music
Oh yeah
Dance to the music

出典: きらめきDancin'/作詞:真行寺貴秋 作曲:BRADIO

サビの部分には「Dance to the music」が3回も登場します。

音楽と踊れ、人生踊り倒せと歌いかけてくるファンクのリズムはクールなようでいて、熱い!

MVに見るボーカル真行寺貴秋のステップは軽やかで、ファルセットボイスはグルーヴィ、アフロヘアはソウルフルです。

Dance 集まれ類は友よぶ
Funk こんな俺でも Party People
どうだいやるときゃやっちゃうぜ

Bounce やめてこの曲かけるの
Sense 良すぎたまらず Move on up
Don't stop キミこそ Dancing star

どこにいても誰といても踊りたいぜ

いくぜ Dance to the music
これこそ一生涯の1ページ
ノリだぜ Dance to the music
Oh yeah

出典: きらめきDancin'/作詞:真行寺貴秋 作曲:BRADIO

ダンスフロアはもはや最高潮の2コーラス目です。

流れる曲に煽られるようにノッて踊り続ければ人生にページが増えていきます。「人生踊り倒す」、それは「ダンス即ち人生」ということでもありましょう。

MVに映し出される人々は踊ります。その表情はいずれも楽しそう。「人生踊り倒す」、それは「人生を楽しむ」ということでもありましょう。

愛されてDance 1人きりDance
キミと2人なら…Baby baby
飛びノってDance ひとしきりDance
キミと2人で…Oh
Dance to the music

いくぜ Dance to the music
これこそ一生涯の1ページ
ノリだぜ Dance to the music
Oh yeah
Dance to the music

出典: きらめきDancin'/作詞:真行寺貴秋 作曲:BRADIO

歌詞中に「きらめき」という単語は一度も登場しませんが、踊り続けることそれ自体が「きらめき」なのかもしれません。

「Dance to the music」からはじまり「Dance to the music」で締める「きらめきDancin'」でした。

まとめ

ダンスフロアを席巻するフロアアンセムたり得る「きらめきDancin'」。

ダンスミュージックの、そしてファンクロックの新しい時代が生まれる兆しがここにあります。

2018年は「きらダン」できらめきの時間を手にしましょう!