三阪咲【繋げ！】歌詞の意味を解説！何と何を繋げばその先へ行ける？涙と悔しさが軌跡となる理由を紐解く

前述の伝えたいことがここで書かれています。

部活動を始めた時にはこんな風に様々な感情を動かされるとは考えていなかった主人公。

しかし2行目で、今では部活での経験が彼にとってかけがえのないものに変化しているのだと分かります。

もうすぐ引退が近いのでしょう。

3行目ではこれまでの日々を「みんな」に対して伝えています。

これはチームのメンバーたちに対しての言葉だと考えるのが妥当でしょう。

普段はなかなか言えなかった言葉。

しかし、ここでは勇気を出して彼らに伝えています。

恐らく、これが最後の「試合」なのでしょう。

これまでのことを思い出しながら、戦っています。

当時は辛くて仕方がなかった出来事。

しかし今その日々を思い出すと、それがかけがえのないものであったと分かるのでしょう。

最後の「試合」の中で、その日々の尊さに気づいたのです。

そして、この楽曲の歌詞はこの言葉で締めくくられます。

「みんな」を信じて頑張ってきた部活動。

そして、それによって生じた信頼関係の結果、家族のように思うようになったのでしょう。

苦悩しながら、努力を積み重ねてきた仲間たち。

「試合」の結果はどうであれ、その事実は消えません。

だからこそ、そんな「みんな」を大事に思う気持ちを1番最後にここで言葉にしているのでしょう。

結果がどうなっても、これまでの日々はかけがえのないものだった。

そのことを確かめ合うような、青春らしい1コマ。

この言葉で締めくくることで、この楽曲にとても爽やかな風が吹いているように感じました。

10代の女性が等身大で描いたその歌詞の世界観。

まさに青春という言葉が似合う瑞々しさがこの楽曲の魅力だと思います。

今回は三阪咲の「繋げ！」の歌詞をご紹介しました。

学生の皆さんの学校生活を彩るのに相応しい1曲だと思います。

それだけではなく、大人にも当時を思い出して若返らせてくれるような歌詞が魅力的です。

彼女の10代ならではの歌詞センスが随所に感じられる楽曲でした。

OTOKAKEでは、他にも歌詞を解説した記事が沢山あります。

是非、ご覧になってみてくださいね。