本当に欲しいのは?
歌のラストになります。
私が欲しいのは
do do
オンリーワン
do do
ナンバーワン
出典: 不便な可愛げ feat. アイナ・ジ・エンド(BiSH)/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
本当に欲しいものは何でしょうか?
表面を歌ってきたイッキュウは、オンリーワンだと歌います。
内面を歌ってきたアイナは、ナンバーワンだと歌います。
この時のオンリーワンは、競争なんてしなくてあなたはあなたで良いという、流行りの言葉。
つまり、流されていった自分だといえるでしょう。
そして、ナンバーワンは、尖った自分の本当の気持ち「一番が良い」という言葉。
本当の自分で居たいという隠された想いだと思います。
歌い手が二人というアプローチ
視点の切り替えとボーカルの切り替え
二人の歌手で歌う、というアプローチをした今作。
どんどん聴き込んでいく内に、プロデューサーである川谷絵音のアイデアに感動を覚えます。
”表面上の私”と”内面の本当の私”が切り替わる時に、ボーカルも切り替わる、というアプローチになっています。
表面をイッキュウが歌い、内面をアイナが歌う、といった風に切り替わる。
そのことで、今は主人公のどちらの気持ちなのかが、分かるようになっているんです。
更に入れ替えることで葛藤を表現
サビは1番と2番で、担当する部分が逆になっています。
これはわざとそういう風にして、交互になることで表面と内面での葛藤を表現しているのではないでしょうか?
またCメロのシーンでは、担当を逆になっています。
それにより、葛藤が激しくなりラストサビへと繋げるという役割になっていると思います。
そして、最後のシーンを歌い手で分けて見てみましょう。
表面のイッキュウは「オンリーワン」。
内面のアイナは「私が欲しいのはナンバーワン」となります。
これで締めくくられています。 あなたはこのラストを、どのように感じますか?
最後に
【不便な可愛げfeatアイナ・ジ・エンド(BiSH)】の歌詞の考察をしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の曲は、コラボ作品ということで、2人のボーカルによる楽曲でした。
歌詞の内容もさることながら、歌い分けによるアプローチがとても素晴らしい曲でしたね。
今どきの若者の誰もが持っている、表面の自分と内面の自分の葛藤。
そんな不便な可愛げと、主人公は今後どう向き合っていくのか。
聴いた方の中には、今の自分と重ねる方もいるのではないでしょうか?
そんな自分に問いかけることもできる、とても良い作品に出会えました。
この考察の記事を書かせて頂けたことに感謝します。
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今回はこの記事をお読み頂きありがとうございました。
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