「NUMBER 1」の和訳歌詞

BIGBANG【NUMBER 1】和訳歌詞の意味を解釈!なぜ観客の期待に応える?これぞトップスター!の画像

2008年10月9日発表、BIGBANGの日本での第一作アルバム「NUMBER 1」。

このアルバムのオープニングを飾るタイトル・チューン「NUMBER 1」の和訳歌詞をご紹介しましょう。

この楽曲はもちろん英語で歌われています。

しかし公式MVでは日本市場を意識して和訳歌詞を添えてくれました。

今回の記事では公式MVでの和訳歌詞をもとにこの楽曲の魅力に迫ります。

「NUMBER 1」というタイトルのとおりにBIGBANGの自信を力強く表現している歌詞です。

BIGBANGライブへの意気込みというものをダイレクトに歌詞にしました。

ライブ会場の熱さに適度な恋愛要素を加えています。

ファンを大事に想う気持ちも反映されていますのでリスナー必見の歌詞です。

2020年には兵役義務を終えて再始動するBIGBANG。

この機会に日本での活動の原点を振り返ってみましょう。

それでは実際の和訳歌詞をご覧ください。

公式MVで読めるもの

ビート最優先の歌詞

出発まで1時間 、まずはシャワーに飛び込み
バッチリキメて、みなぎってくる力
スピーカーから爆音
T-シャツは新品 下ろしたてのスニーカー

出典: NUMBER 1/作詞:Jimmy Thornfeldt, Martin Hanzen, Mohombi Moupondo 作曲:Jimmy Thornfeldt, Martin Hanzen, Mohombi Moupondo

歌詞の解説に入る前にまずは「NUMBER 1」の公式MVをご覧ください。

かなり派手で華やかな内容のMVになっています。

このページからリンクを貼りました。

見出しの下に表示される動画をご覧いただくと和訳歌詞に触れることができます

このラインは歌い出しの歌詞です。

原曲はもちろん英語で歌われています。

ネイティブの方が書いた英文ですので非常に分かりやすいものです。

試しにこの箇所だけ英文の原詩をご紹介しましょう。

I'll be ready in an hour Jump in the shower
Crisp and clean Now I got the power
Blasting music from my speakers
T-shirts Fresh Brand new sneakers

出典: NUMBER 1/作詞:Jimmy Thornfeldt, Martin Hanzen, Mohombi Moupondo 作曲:Jimmy Thornfeldt, Martin Hanzen, Mohombi Moupondo

原詩ですと言葉が切れ切れになっている印象を抱かれるかもしれません。

「NUMBER 1」はBIGBANGお得意のダンス・ポップですのでビートを最優先した結果です。

ビートやリズムを最重要視するエレクトロニクス・サウンドでは短いセンテンスが大事になります。

和訳歌詞もこうした原詩の影響をそのままに表現しているので短い文章を組み合わせました。

ノリというものがダイレクトに伝わってくるかと思われます。

内容はライブ会場に向かって家を出る一時間前の状況を描くのです。

出かける前にシャワーを浴びて、くたびれて帰宅したときにもシャワーを浴びるのかもしれません。

アーティストが楽屋風景を描くことはよくあります。

しかし出発前の自宅でのシーンの描写から始める楽曲は珍しいかもしれません。

この楽曲の制作チームにBIGBANGのメンバーはいないのであくまでもフィクションでしょう。

しかしリスナーにしてみたらメンバーの自宅風景を覗いているようで嬉しいはずです。

メンバーが常に音楽に囲まれて生きている描写はBIGBANGの他の作品でも登場します。

公演の度に下ろしたてのTシャツとスニーカーを用意しているのでしょうか。

BIGBANGくらいのスターでしたら考えられないことでもないでしょう。

まっさらな気分でライブへ向かいたいのでしょうがリッチな薫りが漂ってきます。

新品にこだわるのは自分の気持ちをアゲるための儀式のようなものかもしれません。

一方でファンに失礼がないようにしたいという配慮もうかがえます。

これが本物のプロ意識というものでしょう。

ワーカホリックなBIGBANG

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出る準備よし、光る準備よし
スポットライトも舞台も掛ってこい
知れた事を今一度言おう
俺は常に仕事漬け これはファンのため

出典: NUMBER 1/作詞:Jimmy Thornfeldt, Martin Hanzen, Mohombi Moupondo 作曲:Jimmy Thornfeldt, Martin Hanzen, Mohombi Moupondo

ライブに向けて気分が高揚してゆく様子が伝わってきます。

光るというよりは自由に動ける準備ができたというのが直訳になるでしょう。

公式MVでの和訳歌詞は意訳が基本になっているようです。

スポットライトに照らされる経験をした人はその高揚感というものが分かるかもしれません。

自分が特別な存在であるという万能感が湧いてくるのですから不思議です。

学生時代などの合唱コンクールで舞台を経験している人は多いはず。

とにかく緊張するのがステージというものです。

しかしそのステージも数をこなすうちに緊張というものが失くなってきます。

その代わりに妙にハイな心境というものが芽生えるのです。

BIGBANGのメンバーはもちろんステージからくるプレッシャーには慣れています。

何しろメンバーは働くことが大好きです。

自分が好きなことをやれて、なおかつその結果として人びとの笑顔を見ることができます

仕事に恵まれているということは人生が豊かだということ。

「NUMBER 1」の歌詞にはこうした人生と生活の充実感がみなぎっています。

恋愛要素から見えるもの

大人の愛の愉悦に浸る

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Girl 君のそのスタイル、そのスマイルが好き
僕だけのものになってくれればいいのに 僕だけのものに...
どうしちゃったんだろう、もう手放せない
もうたまらない セクシーすぎ

出典: NUMBER 1/作詞:Jimmy Thornfeldt, Martin Hanzen, Mohombi Moupondo 作曲:Jimmy Thornfeldt, Martin Hanzen, Mohombi Moupondo

ファンの中に素敵な女性を見つけたようです。

誰か特定のひとりという設定のようですが、実際にはすべての女性ファンに宛てた言葉でしょう。

妖艶な大人の恋愛という設定になっています。

この箇所はこの後も独自な展開を魅せてくれるので覚えておいてください。

はやる気持ちを抑えきれない思いを言葉にしています。

会場で見初めたファンの皆さんが恋愛対象にすらなり得る。

実際には夢物語のようなものかもしれません。

BIGBANGのやんちゃさを表現したかったのでしょう。

なお、公式MVでは「セクシー」を「セックシー」と誤表記しています。

BIGBANGの「ASIA BEST」というアルバムでの歌詞カードでは無事に訂正されました。

フロアは最高潮に達する