BIGBANG【NUMBER 1】和訳歌詞の意味を解釈！なぜ観客の期待に応える？これぞトップスター！

もうすぐクライマックスです。

最後の盛り上がりが用意されています。

楽しいライブの風景を切り取ったものです。

特別に深い内容がある訳ではありません。

「NUMBER 1」はパーティー・ソング的な歓びばかりを強調するのです。

この箇所の原詩の英文の主語は「We」になっています。

BIGBANGのメンバーとファンの全員を指すのです。

ライブの様子を描いていますが、「NUMBER 1」は実際にこの箇所でジャンプすることを求めます。

ライブでの盛り上がりを約束するためにライブの風景を描いてみせたのです。

ライブ会場の天井に届くような特大のジャンプだと歌います。

実際にこのラインになると会場中で大きなジャンプをするように煽るのでしょう。

「NUMBER 1」はダンス・ミュージックですが飛び跳ねるような踊り方を要求します。

日本進出の第一弾のアルバム、そのオープニング・チューンです。

当時のリスナーの興奮が伝わってくるでしょう。

CDというメディアがまだ健在な時代でした。

アルバムの歌詞カードを頼りにしてBIGBANGのライブにゆくことを想像していたリスナーたち。

G-Dragonの兵役義務が終わり2020年に再始動をする彼ら。

これからどんな興奮を届けてくれるのでしょうか。

これが本当のクライマックスです。

構造的にはリフレインになります。

繰り返しを含むのですが最後ですので改めて見てゆきましょう。

「NUMBER 1」から伝わってくるものはBIGBANGのプロ意識です。

そしてそのプロ意識は常にファンを楽しませることを最優先にさせています。

なぜファンの期待に応えることばかりを優先するのでしょうか。

おそらくこのラインを読む限り、BIGBANGもファンが楽しむ姿に歓びを得ているからでしょう。

人格そのものがエンターテイナーになっているのです。

幼い頃から周囲を楽しませることに夢中な子どもが成長したような軌跡がうかがえます。

ショーの歓びこそ人生の糧になるような大人に成長しました。

またBIGBANGの「NUMBER 1」は日本のヒット曲の主張とバッティングします。

2002年に発表されたSMAPの「世界に一つだけの花」。

この歌はナンバーワンにはならないでもいいじゃないかと歌いました。

国民的な大ヒット曲になったこの歌のメインテーマと「NUMBER 1」は衝突するように思えます。

しかし「NUMBER 1」の歌詞をよく読むとファンひとりひとりの一番になりたいと歌っているのです。

特別な君のためだけの「NUMBER 1」になるという歌でしょう。

それはオンリーワンの君の中での最優先の価値になりたいというテーマです。

通例の世界中でトップを奪ってやるというような「NUMBER 1」の観念とは違うのでしょう。

あくまでも君というファン個人の中でトップスターあることを誓っている歌詞になります。

新世代のトップスターの肖像が浮かび上がりました。

「NUMBER 1」という言葉に新しい価値を与えるような側面があるのです。

君というファンを第一に考えているBIGBANGの真骨頂がこの辺りにあります。

「NUMBER 1」

どう暮らしていてもファンのことを第一に考えているBIGBANG。

兵役義務をこなしている最中でもファンのことをひとときも忘れられなかったでしょう。

満を持して再始動する彼らが新たに届けてくれる歌に期待したいです。

変わらないプロ意識・プロ根性を魅せてくれるでしょう。

そんな彼らの日本のファンへの第一声がこの曲「NUMBER 1」です。

国境を超えて私たちリスナーをアゲてくれたBIGBANGが健在であることを祈ります。

文化・芸術・エンターテイメントというものポテンシャルを信じましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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