多くの人が衝撃を受けた日本デビュー

2009年、BIGBANGは「MY HEAVEN」で日本でのメジャーデビューを果たし、日本レコード大賞最優秀新人賞も受賞しました。

韓国の大手芸能事務所であるYGエンターテイメントの訓練生だった彼ら。2006年のデビューからわずか1年で、韓国の国民的アイドルへと登りつめ、その音楽性は他のボーイズグループを大きく引き離し、別格と言わしめるまでのセンスを持ち合わせていました。

BIGBANGの日本進出は、それまで日本人が持っていた、アイドルに対するイメージを大きく覆す衝撃的なものでした。

少年の表情がとても新鮮

BIGBANG「MY HEAVEN」の歌詞和訳は?アルバム検索&動画再生はこちらの画像

初期の頃のBIGBANGは、少年の切ない恋心を歌っている曲がとても多く、この曲も、大好きな彼女と別れた悲しみと喪失感を歌にしています。

アーティストとしてメンバーひとりひとりが大きく成長した今、当時の動画を見ると、彼らが垣間見せる少年の表情が、それはそれは新鮮に映りますね。

クリエイターとしての才能を発揮するG・ドラゴン

BIGBANG「MY HEAVEN」の歌詞和訳は?アルバム検索&動画再生はこちらの画像

この「MY HEAVEN」はもちろん、BIGBANGの曲はほとんど、G・ドラゴンが作詞作曲を担当しています。

BIGBANGのリーダーであり、クリエイターとしても世界に飛躍するG・ドラゴンは、その音楽的才能が天才と賞賛され、彼のカリスマ性には多くの若者が魅了されています。

彼のセンスあふれる作品は、R&Bシンガーの大御所でグラミー賞を受賞しているジルスコットも、自身のTwitterで絶賛しています。彼女は特に「BADBOY」がお気に入りだそうで、“聴いてみて、ハマるよ”という様な呟きが、たいへん話題になりました。

TOPのラップが心を惹きつける

BIGBANG「MY HEAVEN」の歌詞和訳は?アルバム検索&動画再生はこちらの画像

BIGBANGの魅力を語る時、絶対に忘れてはならないのが、TOPの軽快なラップです。この「MY HEAVEN」も、彼の太くて男らしいラップから始まり、そこから曲が盛り上がって行きますよね。

彼のラップは独特で軽妙で、BIGBANGの音楽を演出する上でなくてはならないもの。アメリカの音楽雑誌などでも、アジアの実力派ラッパーとして、G・ドラゴンとともに紹介されています。

また、彼は多くのアーティストからのラブコールにより、これまでたくさんの曲にラッパーとして参加、イカしたラップを披露して人気を集めています。

フルアルバム日本第2弾「BIGBANG」に収録

BIGBANG「MY HEAVEN」の歌詞和訳は?アルバム検索&動画再生はこちらの画像

「MY HEAVEN」は、日本ではルアルバム2枚目となる“BIGBANG”に収録されています。

この頃のBIGBANGの曲の傾向としては、現在の彼らのソウルフルでパワフルな曲調と比べ、少し幼さを秘めた子供っぽさも漂っています。実力派BIGBANGも、もともとはアイドルとしてデビューしたのだということを証明する様ですね。

そんな少年ぽさも、ファンの心をきゅんきゅん刺激して、今だからこそ楽しんで聴ける1枚です。しっとり聴かせるバラードも、今の彼らとはまた違ったテイストを楽しめます。

もし、今のBIGBANGがちょっとニガテ…という人でも、この頃の彼らの曲は抵抗なく聴けるのでは?ぜひおすすめしたいです。

未練を捨てきれない少年の心を歌った「MY HEAVEN」

散々 Make love なのに何故君はGone?
愛は掴みかけていつも またこの手すり抜けた
君だけ何か少し違う 運命感じてたのに Realize Ah Ah
you are the only one in my 悲しいOne for the love Get back

出典: http://www.uta-net.com/movie/81309/

この「MY HEAVEN」は、大好きだった彼女に理由もわからないまま別れを告げられ、心が痛くてどうすることもできない、未練タラタラの青年の心を歌っていると思います。

運命の人だと信じていたのは自分だけで、彼女は違っていたんだという絶望感。そして、とまらない悲しみが伝わって来ます。同じ経験をしている男性もけっこういるでしょう。共感できるのではありませんか?

逢えないとわかっているからこそ…