この歌詞のシーンで川嶋あいの手元が、朝日のような光で輝きます。
タイトルでもある「明日への扉」というキーワードも出てきて、一番伝えたいシーンなのでしょう。
歌詞
今度は歌詞を一つ一つ見ていきましょう!
歌いだしは恋の始まり
光る汗、Tシャツ、出会った恋 誰よりも輝く君を見て
初めての気持ちを見つけたよ 新たな旅が始まる
雨上がり、気まぐれ、蒼い風 強い日差し いつか追い越して
これから描いて行く恋の色 始まりのページ彩るよ
出典: 明日への扉/作詞:ai(川嶋あい) 作曲:ai(川嶋あい)
「光る汗」と「Tシャツ」から「君」はスポーツをしている人であり、恋に落ちたのがわかる歌詞です。
「新たな旅」とは恋愛の旅のことでしょう。
雨上がりの強い日差しの中、気まぐれな風が吹き、恋の始まりを喜んでわくわくしている様子が浮かんできます。
占い雑誌 ふたつの星に 二人の未来を重ねてみるの
かさぶただらけ とれない心 あなたの優しさでふさがる
いつの間にか すきま空いた 心が満たされて行く
ふとした瞬間の さりげない仕草
いつの日にか 夢を語る あなたの顔をずっと
見つめていたい 微笑んでいたい
出典: 明日への扉/作詞:ai(川嶋あい) 作曲:ai(川嶋あい)
恋が始まり、占い雑誌を買って読んだのでしょうね。
「私達の相性はばっちりだよ!」と主人公が言って、「あなた」が優しく笑ってくれたシーンを私は思い浮かべました。
優しく笑ってくれると、かさぶただらけの心=過去のトラウマも癒されるかもしれません。
主人公は過去にトラウマがありましたが、「あなた」が支えてくれたのでしょう。
そんな「あなた」のさりげない優しい仕草や、一生懸命夢について語る「あなた」の顔を見て
ずっと一緒に笑っていたいな、と思ったのです。
初めてのケンカ?
大切な何かを守るとき 踏み出せる一歩が勇気なら
傷つくことから逃げ出して いつもただ遠回りばかり
行き場なくした強がりのクセが 心の中で戸惑っているよ
初めて知ったあなたの想いに 言葉より涙あふれてくる
出典: 明日への扉/作詞:ai(川嶋あい) 作曲:ai(川嶋あい)
まだ傷つくことが怖い主人公。
それで戸惑い「あなた」とケンカをしたのでしょうか?
初めて「あなた」の本音を聞き、どう言ったらいいか分からず、それでも涙はあふれるのです。
少し幅の違う足で 一歩ずつ歩こうね
二人で歩む道 でこぼこの道
二つ折りの白い地図に 記す小さな決意を
正直に今 伝えよう
出典: 明日への扉/作詞:ai(川嶋あい) 作曲:ai(川嶋あい)
ここで出てくる少し違う歩幅は、身体的な意味だけではないでしょう。
前の歌詞のようなケンカもしますし、障害もあります。
でも「あなた」と一緒にいたい。
そう決意して、「あなた」に伝えようと主人公はしています。
明日への扉の意味とは?
抑えきれない この気持ちが 25時の空から
光る滴として 降り注いだ
気がついたら 心の中 やさしい風がふいて
明日への扉 そっと開く
出典:
25時とは夜中の1時。
「あなた」のことを思い出して、眠れない時間かもしれません。
トラウマがあった主人公の心はもう「かさぶただらけ」ではなく
「あなた」と一緒だから優しい風は吹きます。
明日への扉を開くと言うことは、「あなた」と一緒に明るい未来に向かうことを意味しているでしょう。
言葉が今 時を越えて 永遠を突き抜ける
幾つもの季節を通り過ぎて
たどり着いた 二人の場所 長過ぎた旅のあと
誓った愛を育てよう
出典: 明日への扉/作詞:ai(川嶋あい) 作曲:ai(川嶋あい)
ここでの言葉は永遠より強い愛の言葉でしょうか。
季節がいくつ経っても「長すぎた旅」になっても、一緒にいたいという願いがこめられています。
「明日への扉」が開いたら、素敵な未来が待っているでしょうね!