PVはなんと5パターンも存在する!
「SOUL LOVE」は1998年に発売されたGLAY通算14枚目のシングルです。
シングル「誘惑」との同時発売が当時大きな話題となりました。
ミリオンセラーを記録したGLAYを代表する大ヒット曲です。
「SOUL LOVE」のPVはノーマルバージョンの他に、4人のメンバーそれぞれのバージョンが作られました。
つまり、ノーマル、TERUバージョン、TAKUROバージョン、HISASHIバージョン、JIROバージョンが存在します。
「SOUL LOVE」のPVは和気あいあいとした、とても温かい雰囲気です。
GLAYのメンバーの他、キーボードやドラムを担当するサポートメンバーも出演しています。
ボーカルのTERUがドラムを叩いていたり、ベースのJIROがギターを弾いていたり。
出演する全員に笑顔が溢れ、心温まるPVとなっています。
また、曲の歌詞もまっすぐに人を愛する喜びが描かれ、PVのイメージと通じるものがあります。
それでは歌詞を見ていきましょう。
人を好きになるということ
春の温かさの包まれる「俺」
新しい日々の始まり 春の風に吹かれていた
俺はずいぶんとこうして 夢の続きを独りで見ていた
そんなある日の午後に…
出典: SOUL LOVE/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO
春の新生活が始まり、「俺」は穏やかな気候の中春の風を感じています。
温かい陽気に包まれてまどろんでいたのかも知れません。
「俺」は夢と現実の間を行ったり来たりしています。
そんなありふれた日の午後に唐突に運命は訪れるのです。
運命の出逢いはさりげなく
軽い出逢いは突然 運命めいたものになる
前から知っている様な これから全てを共にするような
予感を感じていた
出典: SOUL LOVE/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO
運命の出逢いは何の前触れもなく唐突にやってきました。
「軽い出逢い」と思っていた出逢いは次第に運命の出逢いという確信に変わっていきます。
出逢ったばかりのはずなのに、「前から知っている様な」人に感じる。
その人と「これから全てを共にするような」予感がしています。
それらは運命の出逢いの証だと「俺」は感じました。
運命に言葉は要らない
言葉は今必要さをなくしてる
高なるこの鼓動が聴こえてるか?
出典: SOUL LOVE/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO
運命の人との間に言葉は必要ありません。
必要が無いのと同時に、運命は言葉で表現しきれないのです。
「高鳴るこの鼓動」には運命の人に出会えた嬉しさ込み上げる様子が表れています。
そして運命の人との恋への期待に胸が高鳴っています。
この胸の高鳴りこそが運命の証であり、この恋を表現する言葉はもはや必要ないのです。
出逢えた喜びを歌い上げる疾走感
「あなた」に出逢えたということの喜び
ふいに心を奪った瞬間の あのトキメキよりも眩しい程に
いつか出逢う夢の中 心のままに
待ち焦がれていた あなたをこうしてWow…
出典: SOUL LOVE/作詞:TAKURO 作曲:TAKURO
サビの部分は運命の人に出会えた幸福感が溢れています。
もしかすると、二人は一目惚れだったのかも知れません。
「ふいに心を奪った瞬間」とはまさに出逢った瞬間でしょう。
運命の出逢いを果たしたその瞬間よりも眩しいほど、恋は燃え上がります。
「いつか出逢う」ことを夢見て、出逢いを待ち焦がれていた運命の人。
そしてついに出逢うことの出来た「あなた」を前にさらに胸は高鳴ります。
サビは駆け抜ける様な爽快感があります。
始まった恋への期待で胸が踊る気持ちで胸がいっぱいです。
運命の人との恋の始まりを祝福されている様な幸福感に満ち溢れています。
始まったばかりのこの恋に迷いが入る余地はありません。
曲のタイトル「SOUL LOVE」は直訳すると「魂の愛」となります。
魂で感じる運命は、この人が本当に運命の人なのだろうかという疑問を生じさせないのです。