YUI【Tomorrow's way】歌詞の意味を解釈！明日…輝くために…今日は思いっきり泣こう！

新しい道を切り開くとき、そこには「期待」だけでなく「恐怖」や「不安」も潜んでいます。

変化しなければ状況は変わらない。

でも、今の環境にすがりついて安心していたい。

誰しも様々な葛藤を抱え、進学や就職などの変化を重ねていくことでしょう。

YUIが2005年6月22日に発売したセカンドシングル「Tomorrow's way」。

この楽曲には夢を追って上京したYUIの心情が綴られています。

自分がどうしたいのか分からなくなったり、無性に不安を感じてしまう時ってありませんか？

YUI自身、そのような感覚を味わっていたようです。

考えた末に彼女が導き出した答えとは何なのか…。

今回は歌詞の意味から、YUIの考えを読み解いていきましょう。

YouTubeでは「Tomorrow's way」のshort verのMVを見ることができます。

青々とした草原の中でたたずむ少年。

そして、夕焼けの中で爽やかにギターを弾き語るYUI。

楽曲の爽快感を引き立てる演出となっています。

見ていてまず気になったのは、少年がヘッドフォンをしていること。

うつむいて何か考え込んでいるようです。

音楽が好き。

自分自身と向き合いたい。

周りの世界の音を遮断したい。

こういった感情の現れではないかと筆者は感じました。

楽曲では「自分の進みたい道」は何なのか、自問自答をしています。

この少年も、自分自身と向き合い、答えを導きだそうとしているのではないでしょうか。

「Tomorrow's way」の歌詞には少年が登場します。

「誰かのことを歌っているのかな？」と感じる人もいるでしょう。

ところが、歌詞を読み進めるとYUI自身の経験に基づく思いが綴られているような気がしました。

そこで、今回は「少年」は「幼い時期の象徴」として捉え、あくまで主人公はYUIであると解釈しようと思います。

それではYUIがどんな未来を見据えてこの楽曲が制作したのか、一緒に読み解いていきましょう！

一見矛盾している「壊したい」と「すがりたい」。

この2つの言葉には、どんな意味が込められているのでしょうか？

ここでは「今よりもっと成長したいという気持ち」が感じ取れます。

何か理想を持っていて、それに対して今の自分は納得のいくものではない。

それなのに、変化を恐れて立ち止まろうとする自分さえいる。

だからこそ、衝動的に「今を壊してしまいたい感覚」に駆られているのです。

現実逃避に近い意味合いなのかもしれません。

この楽曲が制作されたのはデビューしたての10代の時期。

矛盾にも似た2つの歌詞は、若い心の情緒を表現しているのだと思います。

過去を振り返っても、やり直せるわけではないですね。

故郷を離れて上京したYUI。

心機一転しても、自分の歩んできた経験は変わりません。

ぼんやりとしながら、今までの自分を振り返っているのでしょうか？

過去と今、そして未来。

思考を巡らせることで、自分の進むべき道を模索しているのだと思います。