(和訳)

理屈をぶちこわして 自分の中の蕾を導いた

自分自身の意思を呼び起こせ それらに好き勝手はさせないがな

僕の身体 僕の希望

何が起ころうとも僕の魂は僕自身の中に

僕を目覚めさせろ もう決して、誰にも僕を無駄にはさせない

蕾。それは美しい花を咲かせるための、最後の準備段階のこと。

つまり、自分自身が覚醒するためのエネルギーを蓄えている、最終段階と言い換えられるでしょう。

大きな花を咲かせる、つまりそのエネルギーを放つために、強い覚悟を持とうとしているようです。

しかしその強い覚悟に、自分自身を好き勝手させるつもりもない様子。

まさに理性本能でしょう。

自分自身を開放するために本能を呼び覚ますことが必要ですが、本能の好きにさせるつもりはありません。

そこは同じく自分の中にある理性をもって、自分自身でコントロールしようとしているのです。

そして自分の中にある蕾を咲かせようと、決意を新たにしている様子が読み取れますね。

また暗闇に迷い込んでしまった…?

たくさんの可能性に溺れる

Taste my life I’m lost in here again
What did I miss I can’t remember
Dazzling and just drifting in illusions we make
And we know we won’t come up for something better to say

出典: Wake Myself Again/作詞:Jean-Ken Johnny 作曲:Jean-Ken Johnny

(和訳)

自分の人生を味わえ 僕はまたここで迷子になっているんだ

何を失ってしまったのか、思い出すことができない

僕たちが作り出した幻想の中で、目が眩みただ流されている

そして僕たちは知っているんだ これ以上言うべきことが見つからないと

主人公が失ってしまったもの。

それはここまでの歌詞から推察すると、自分を目覚めさせるためのエネルギーでしょう。

人は誰しも、自分がなりたい理想の姿を持っています。

しかしそれを手に入れるまでには、たくさんの努力や我慢が必要でしょう。

目の前にたくさんの選択肢が広がり、どれを取ればいいのか決められずに悩むことだってあるはずです。

そんなたくさんの可能性の中で、主人公は自分自身を見失っています。

理想の姿を手に入れるために、様々なことを切り捨てているのかもしれません。

しかし「何かを失わなければ手に入れることができない」なんて、誰が決めたのでしょうか。

それこそ、歌詞3文目にある通り「幻想」です。

それほどまでに理想の姿が高く、眩しいということでしょう。

しかし、いつまでもその幻想の中にいては何も変わりません。

主人公は、現状を打破できるでしょうか…?

世界に惑わされるな!

Another why that is never affirmed
But we seem to not care so we let it slide away again
Not anymore from this ruthless world
And I’m back on my feet to wake myself again

出典: Wake Myself Again/作詞:Jean-Ken Johnny 作曲:Jean-Ken Johnny

(和訳)

誰にも断言できないような他の理由

でも気にしていないように思えて だから僕たちはまたそれを受け流す

もうこれ以上、こんな意味のない世界からは何も生まれてこないよ

そして僕はまた自分自身の足で立ち始めるんだ 自分自身をまた目覚めさせるために

自分自身をもう一度目覚めさせたいのに、なかなかそうできていなかった主人公。

ここでとうとう、この世界にも原因があったのだと断言しました。

世界、つまり主人公がこれまで囚われていた幻想のことでしょう。

そんなところからは、自分を目覚めさせるために必要なことなんて何も手に入れられないのです。

その事実に気がついたいまなら…主人公はなんでもできそうなパワーに満ちているようです。

自分を目覚めさせるのだと、気合十分ですね。

いまこそ自分を目覚めさせる

この暗闇から抜け出すために

Back here to wake myself again
Ask me the endless question
Why not? I never had the chance to know
Don’t want to choke myself again
And everything goes on and on

出典: Wake Myself Again/作詞:Jean-Ken Johnny 作曲:Jean-Ken Johnny

(和訳)

自分自身を目覚めさせるために戻ってきて

終わりのない質問を僕に繰り返す

何故ダメなんだ?それを知るチャンスは 僕にはない

もう息が詰まるような思いはしたくないんだ

すべてがずっと続いている

自分自身をなかなか目覚めさせられない主人公。

何故うまくいかないのか…そんなことを繰り返し考えているようです。

しかしその理由は、誰にもわかりません。

本人が見つけられていないのなら、他人には尚更見つけられるはずなどありませんね。

呼吸を忘れてしまうほど必死に、見つからない答えを追いかけている主人公。

まるで出口のない迷路に迷い込んでしまったかのようです。

同じ想いをしないように…

Back here to wake myself again
Don’t want to choke myself again
Back here to wake myself again
Back here to wake myself again

出典: Wake Myself Again/作詞:Jean-Ken Johnny 作曲:Jean-Ken Johnny

(和訳)

自分自身を目覚めさせるために戻ってきて

もう息が詰まるような思いはしたくないんだ

自分自身を目覚めさせるために戻ってきて

自分自身を目覚めさせるために戻ってきて

同じフレーズが3度も繰り返されています。

タイトルでもある『Wake Myself Again』が、それほどまでに強い思いだという事がわかりますね。

自分自身を目覚めさせる。この楽曲の大きなテーマがこれでした。

気持ちを切り替えて何かに取り組んだり、生まれ変わった気持ちで新たなことに挑戦してみたり…。

それらがまさに、「自分自身を再び目覚めさせる」ということだったのでしょう。

生きていれば何かに迷って、何かに躓いて、苦しい気持ちを味わうこともあります。

ネガティブな感情を味わい続けるうち、その重みに耐えられなくなって…

押し潰されて…心が死んでしまうことだってあるでしょう。

そのまま何もかも諦めて、屍のように生きることもまた人生。

でもそれじゃあ、あまりにも寂しくはありませんか…?

だったら、『Wake Myself Again』。

死んでしまった自分の心に光を当てて、もう一度活気を与えよう

違う自分になったつもりで、新たな道を踏み出そう。

前向きな気持ちを持つことの大切さを教えてくれていますね。

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