あなたはわかんない おかえりからの孤独
それでも無神経に 季節が巡っていく

出典: 夢幻クライマックス/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子

MVでは色彩豊かな映像の中にモノクロの衣装を身にまとったシックな5人が、それぞれの方向を見ているという映像が映し出されます。

どこか寂しげで遠くを見るような5人の表情。色鮮やかな世界にいるモノクロの彼女たち。

まるで「私たちはいなくなってしまうけれど、私たちの世界はずっと鮮やかに残り消えることはないよ」

と、そう言われているような感覚になります。

 

それでは本題に入ります、歌詞をよく見てください。

実は一番の歌詞に引き続き、2番の歌詞にも秘密が隠されているんです。

 

「あなたはわかんない」→「あなたはわ "かんな" い」

「おかえりからの孤独」→「おか "えりか" らのこどく」

「季節は巡っていく」→「きせつは "めぐ" っていく」

 

このように1番の歌詞のように「3人の女の子」の名前が隠されていました。この女の子たちは誰なのでしょうか?

3人の女の子は一体誰なの?

実は℃-uteは結成当初、現在の5人体制ではなく他にもメンバーがいたんです。

・有原 栞菜(ありはら かんな)

・梅田 えりか(うめだ えりか)

・村上 愛(むらかみ めぐみ)

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/℃-ute

の以上3名。

【夢幻クライマックス/℃-ute】歌詞にメンバーの名前が隠れてる?!歌詞の意味や隠された秘密を暴く!の画像

なんとこのように卒業メンバーの名前まで、歌詞の中にさりげなく隠されていたのです。

まさに歌詞の秘密、これには驚きです。

メンバーの名前を入れ込むだけではなく、卒業メンバーの名前を歌詞の中に織り交ぜるという隠しコマンド。

「今までの℃-uteを作り上げてきた3人のメンバーも含めて、全員で℃-uteである」と伝えている歌詞なのでしょう。

「覚えていて」という想いが聞こえてきそうな歌詞

【夢幻クライマックス/℃-ute】歌詞にメンバーの名前が隠れてる?!歌詞の意味や隠された秘密を暴く!の画像

いつも褒めてくれた叱ってくれた きっと楽になるしさみしくなるね
忘れないでいてね 憧れていてね 朽ちない面影

出典: 夢幻クライマックス/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子

聞いている側も様々な感情でいっぱいになる、心のうちがポロポロとこぼれ出しているような歌詞。

関わってくれた人やファンへ向けた歌詞なのでは、と思います。

青春の全てを℃-uteに捧げた彼女たちの心はどのようなものだったのだろうか、考えることは容易いけれど本当の気持ちを知ることはできません。

けれどこの歌詞を読みながら寂しくもあるこの曲を聞いていると、そんな彼女たちの心をほんの少し覗けたようなそんな感覚に陥ります。

 

私たちのことを「忘れて欲しくない」

ずっと見ていてくれたファンのみんなに「憧れていてほしい」

私たちは解散してしまうけれども、この先もずっといろんな人の心に朽ちることなく「残り続けたい」

そのような心の内と、彼女たちのアイドルとしての刻の流れを感じる歌詞です。

唯一の「さみしい」という言葉

【夢幻クライマックス/℃-ute】歌詞にメンバーの名前が隠れてる?!歌詞の意味や隠された秘密を暴く!の画像

だから ディスティニー 時を越えて
同じ地球踏んでいられるわ
魂だけ側においてね 強く生きていけるの

夢幻クライマックス 最後の夜
エンドレスを刻め 斬新に
抱きしめても壊れないくらい
強くなりすぎた…

「…さみしい」

出典: 夢幻クライマックス/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子

運命も宿命も飛び越えて、全てを捧げた場所で強い絆で結ばれた彼女たち。

私たちはいなくなるけれど、同じ地球にいるよ、というファンへのエールのようにも聞こえます。

 

凛とした強い女性をイメージする歌詞の中にポツンと存在する「さみしい」という言葉。

決して倒れることのない前を見据える姿を思い浮かべることができるような、「強くなり過ぎた」彼女たちの心の内を吐露するようなこのフレーズに思わずグッと心を掴まれます。

優しく投げかけられるエールにも似た言葉

【夢幻クライマックス/℃-ute】歌詞にメンバーの名前が隠れてる?!歌詞の意味や隠された秘密を暴く!の画像

だから ディスティニー 時を越えて
同じ地球踏んでいられるわ
魂だけ側においてね
強く生きていこうね

出典: 夢幻クライマックス/作詞:大森靖子 作曲:大森靖子

ここがラストのサビ。

1つ前のサビでは「強く生きていけるの」という自身にも相手にも言い聞かせるような歌詞でした。

しかしラストのサビでは歌詞が変わり「強く生きていこうね」という優しく声を掛けるような歌詞になっているんです。

 

締める言葉は、「ずっと一緒だよ」や「今までありがとう」のような言葉ではないのです。

解散して離れることになっても、一人一人がしっかりとこの同じ地球で立ち上がり生きていこうね、と優しくも強く紡いでくれているんです。

 

ファンの視点から思いを述べると、ずっと好きだったグループが解散してしまうことの悲しさや虚しさは計り知れません。

そんな中、この「強く生きていこうね」という言葉のおかげで前を向くことができたファンはたくさんいるのではないでしょうか。