変わらなけければ何も始まらない。
決意が強ければ強いほどまた壁が見えてきます。
今日もレッスンで汗は流したけれど…。
自分を見失っても
私はどこにいるべきなんだ?
何度も自分に問いかけた
望まれる場所 ただ どこかに探したかった
目の前を塞ぐその壁は高すぎて邪魔だ
出典: Position/作詞:秋元康 作曲:青木康平
心の中では「今日も頑張ろう!」と思っていても消せない迷いがあります。
鏡に映る今日も決められた位置で踊る自分。
その自分が自分ではないような思いが沸き上がります。
この場所にいていいの?ここにいなければ自分の夢は叶わないのに。
誰もが認める自分の居場所はどこにあるのか?自分の居場所を決めるのは自分のはずです。
でも決めることができない自分がいるべき場所。
誰かが勝手に決めた場所を指示されて今日もまたそこにいます。
「壁」は納得できない規則や空気を読んだ意見で積み上げられて、高く強くなりました。
受け入れないとここに来ることもできなくなる、でも何とかしたい自分が鏡に映っています。
壊したい…与えられたものを
あらかじめ決められたフォーメーション
全てを壊すならどうすればいい?
出典: Position/作詞:秋元康 作曲:青木康平
グループで1つの作品を仕上げるなら、ダンスも歌も集団行動です。
決められた位置から始まる動き、覚えた通りの振り付けで踊ります。
手を上げる高さ、ステップを刻む速度も教えられたままの正確さが重要です。
ビシッととそろった動きを求められる日が続きます。
今ここで集団行動に反する動きをしたならどうなるのか。
人とは違う振り付けで目立つことができる?それよりも間違いを指摘されるだけ。
現状を打ち破る自分の思いと意志はあるけれど使い方が分かりません。
自分の求める居場所は何かを壊したあとに出てくるかもしれないけれど。
それでも自分からこのステージを降りるのは拒否をしたいのです。
そのジャッジは本当に正しいの
今日も自分の前には「神」がいます。でももう以前の自分ではありません。
自分を見せつけるように決められた場所に立ちます。
この先を決めるのは自分
神よ 何を知っているのか?
見えぬ力と運命を嫌う
みんな何を忘れる?
消えた誰かは諦めたのか?
出典: Position/作詞:秋元康 作曲:青木康平
「神」は自分のすべてを知り尽くしてジャッジする訳ではありません。
ステージに立つ自分の表面だけを見て判断を下します。
下された判断が正しいのか間違っているのかを分かっているのは「神」だけです。
自分が知らない所で下された判断に従いたくないならどうすればいいのか。
口を閉ざして立っているだけでは自分の思いは伝わりません。
自分には叶えたい夢があります。輝く未来を手にするためにステージに立っていたいのです。
例え決められた位置であっても今はそこが自分の夢の入り口。
昨日まで一緒だったメンバーが今日は姿が見えない…夢を諦めたのでしょう。
今日も歌って踊ります。「神」の目の前で…。
ライトを浴びながら
さあ また 幕が上がった
(新しい仲間 新しい世代)
これからが見せ場なんだ
Positionを探せ!
出典: Position/作詞:秋元康 作曲:青木康平
ステージの決められた位置に立ちます。一瞬の静寂の後に幕が上がりました。
叫び声と怒号が混じったエールを受け止めながら、今日も浴びるライト。
音楽が始まると同時に今日のステージが輝きながら始まりました。
今日は新しく加入したメンバーがいます。
初めてのステージにテンションMAXな表情。自分にもあったその時代がよみがえりました。
これからチームは自分たちで引っ張っていくと強く決意したあの日。
立ち位置は最後列でも懸命に踊った日です。気持ちはあの日と何も変わっていません。
あの日から歌もダンスも休まずにレッスンをしてきました。
今日のステージは自分史上最高の出来栄え。明日はもっと上手くなっているはずです。
次の立ち位置は自分で決めると自分に言い聞かせます。