2ndアルバム『JUMP WORLD』の収録曲

【僕はVampire/Hey! Say! JUMP】歌詞の意味がヤバイ?!フルコーラスの動画あり!の画像

【僕はVampire】は、Hey! Say! JUMPの二枚目のアルバム、『JUMP WORLD』に収録されている楽曲です。

残念ながら今回紹介できる動画がなかったのですが、Hey! Say! JUMPライブDVDの中に当楽曲が収録されているものもあります。

僕もライブ映像を観てみましたが、すばらしかったです。

歌詞も良し。歌のメロディも良し。その上顔も良し。最強か?

気になる方は是非チェックしてみてください!

もうすぐ平成が終わってしまいますが、Hey! Say! JUMPはShow! Wa! JUMPみたいな感じになってしまうんでしょうか。

ならないでしょうね、意味わかんないし。

そんな(どんな?)Hey! Say! JUMPの【僕はVampire】の歌詞のヤバさについて触れていきたいと思います。

歌詞がヤバい曲って良いよね。好きです。

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満月の夜 恋の迷宮へ招待

満月の夜 恋の迷宮へ招待 (Mysterious Night)
誰も知らない真実(ホント)の僕の正体 (Mysterious Love)

出典: 僕はVampire/作詞:森月キャス 作曲:Stephan Elfgren

恋の迷宮って何処なのよ

恋の迷宮なんてものがあるなら僕も行ってみたいですよ。いつだって恋に閉じ込められてみたいじゃないですか。

気持ち悪いって言わないでください。

でもまあ当たり前ですけど、きっと恋の迷宮って実在する場所ではありません。

そもそも恋そのものが心の迷子みたいなものじゃないですか。

そういうことを踏また上での、「これから君を恋に落としちゃうぜ」みたいなニュアンス。

だからこそ「恋の迷宮」へ「招待」なんでしょうね。言われてみてぇ。

語感としても、「招待」と「正体」がかかっていて、非常に聴きやすくなっています。

誰も知らない真実の僕の正体とは?

誰も知らない真実の僕の正体ってなんかちょっと思春期だった頃の自分を思い出してきゅんとなりますが…。

この歌詞の真実の僕の正体とはなんなのでしょう。

右手に力が宿っているとか眼帯を外すと真の力が解放されるとか?

突然教室に攻め込んできたテロリストを密かに特訓していた中国拳法でテロリストをバタバタとなぎ倒すとか?

そしてクラスのマドンナに惚れられるとか?

そういうのではなくて、もっとダイレクトに物理的な正体ですよね。

だってバンパイアですし。

身動き出来ないほどこの手で強く抱きしめたいよ

自制心(コントロール)効かないほど君ばかり見つめてる Wo Wo Wo
身動き出来ないほどこの手で強く抱きしめたいよ

出典: 僕はVampire/作詞:森月キャス 作曲:Stephan Elfgren

そもそもバンパイアとは?

創作の世界でも伝説の世界でも、バンパイアという生き物は人類よりも力が強いとされています。

前提として彼らは捕食者ですし。

上記の歌詞のうえでは、「コントロールが効かないほど」なのは「君ばかり見つめる」事に対してかかっています。

しかし「このまま君の事を見つめていると」→「コントロールが効かなくなってしまう」と読み替えることもできます。

さて、コントロールが効かなくなった状態で君を抱きしめるとどうなってしまうのでしょう。

先述した通り、バンパイアは人類と比較して力が強いため、骨折などの怪我をさせてしまいます。

もっと言うなら、最悪の場合命を奪ってしまうかもしれません。

それでも目の前にいたら、目の前とまでいかなくても近くに愛おしい人がいたら、見つめない訳にはいきません。

恋とはそういうものです。

例えば好きな女の子につい過剰に話しかけてしまう。

嫌がられるだけなのにちょっかいを出してしまう。

本当は解答なんて全部わかっているのに、誰もいない放課後の西陽が差し込む教室で好きな女の子に数学の問題の解き方を教えてもらう。

そういったことを自制しにくくなります。

それの上位版だと捉えてください。

ここで繋がる「恋の迷宮へ招待」

ここでつながってきますが、歌詞の冒頭は「恋の迷宮へ招待」でしたね。

招待というのは招き入れる事を意味します。自分が既にいる場所、あるいはコミュニティへ「招待」するのです。

この歌詞は主人公であるバンパイアの目線から語られています。

その目線から「招待」という言葉が飛び出すという事は、主人公のバンパイアは既に「恋の迷宮」の中にいるということになります。

つまり、とっくに恋に落ちているんですよね

噛みつきそうなKissが止まらない

僕はVampire 恋はDangerous 噛みつきそうなKissが止まらない
僕はVampire 愛の衝動が So Burn! Burn! 破裂しそうなんだ

出典: 僕はVampire/作詞:森月キャス 作曲:Stephan Elfgren

噛みつきそうなKissが止まらないという歌詞がありますね。

主人公はバンパイアなので、止められずに噛みついてしまったら人間である君のことまでバンパイアにすることになってしまいます。

そりゃ恋はDangerousですよね。

そこまで愛しているのであれば、いっそ君の事もバンパイアにしてしまえばいいのではないかと思ってしまいます。

でもきっと主人公は君をバンパイアにしたくはないのでしょう。

それには理由が、バンパイアならではの苦労があります。

人としては生きられないことに対する憂いだったり、人としての君を愛しているとか、そういった理由が。

噛みつきそう、でも噛みつきはしない。

そんなぎりぎりの愛情と葛藤がない交ぜとなったKissを何度も重ねて、愛の衝動が破裂しそうなのでしょう。

二行で切ない。

いつもの牙ひとつ無い僕だなんて思ってるの?