「ガリレオのショーケース」楽曲の魅力!
UNISON SQUARE GARDEN(ユニゾン)の「ガリレオのショーケース」。
スピード感のあるポップ&ロックなサウンドにフワフワとした抽象的な歌詞がのっているのが魅力です。
口ずさみたくなるキャッチーなメロディが引き立つような不思議な言葉がたくさんあります!
体を突き抜けていくように爽快なこの楽曲は、何も考えないで聴いてももちろん楽しいです。
しかし、歌詞の意味を深く追求すればするほどその世界観にどっぷりと浸かることができます。
この曲には一体どんなメッセージが込められているのでしょうか?
徹底的に紐解いてみましょう。
1番のAメロとBメロの歌詞を解明!
1番のAメロ
スタイルは“上機嫌”だってさ
歪んだ過去は消せないの?
アクセルをふかしてるんだってさ
カタログに載ってないもんなぁ
出典: ガリレオのショーケース/作詞:田淵智也 作曲:田淵智也
1番のAメロから主語が出てこないので、映像をイメージするのがちょっと難しいですね。
それぞれの言葉が何を指しているのか、はっきりとはわかりません。
ただ、何となくでも爽快さが十分に伝わってくる素晴らしい語感の歌詞です。
まず、“消せない〜”と“〜なぁ”という部分から、誰かに語りかけているような印象を受けます。
体型も、女性のことについての発言ではないでしょうか。
歌詞の主人公は、女性か誰かに向かって言葉を発しているのかもしれません。
また、アクセルを踏んでいるので、主人公か女性のどちらがバイクに乗っていると考えられます。
“上機嫌”とは、恐らく抜群の体型を表現したワードなのでしょう。
しかし、4行目の意味がまだわからないですね。
何かの冊子でしょうか?雑誌のことでしょうか?
ねじ曲がった過去を解消する方法は、女性誌には載っていないということでしょうか。
Bメロでは、歌詞の内容がもう少し具体的になることを期待しましょう。
1番のBメロに出てくる難解な言葉の意味
毎日は、そう、言い訳になって
最低限のアナトミア
そうして宇宙が一つになった
いつまで経ってどうなるの?
ノスタルジアチックに
出典: ガリレオのショーケース/作詞:田淵智也 作曲:田淵智也
Bメロもやっぱりユニゾン節が炸裂。
抽象的な表現が多く、解読するとなるとなかなか難しいです。
まず“アナトミア”とは何でしょうか。
聞き慣れない言葉ですね。調べてみましょう。
『ターヘル・アナトミア』はドイツ人医師クルムスの解剖学書のオランダ語訳書。『解体新書』の最も重要な底本である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/ターヘル・アナトミア
“アナトミア”という言葉ではなく、正式には“ターヘル・アナトミア”でひとつのワードのようです。
この楽曲のの歌詞の中では、解剖学や解剖学書を指していると思われます。
1番のBメロではもう1つ、5行目のノスタルジアと似た言葉もどういう意味か気になりませんか?
この単語は調べても出てきません。
ノスタルジアは過去を懐かしむ気持ちのことで、それに〜風なという意味のチックを足した造語なのでしょう。
さて、言葉の意味をスッキリさせたところで、歌詞の意味を読み取っていきたいと思います。
1番Bメロはどんな感情を歌っている?
「自己釈明ばかりして、日々を振り返りもしていない。このままいくとどうなるの?」
そんな感情を歌っているのだと思います。
ここでいう“アナトミア”は、起こったことについての原因究明みたいな意味なのでしょう。
“宇宙が一つ〜”という部分が謎ですね。
少し拡大解釈して「宇宙が滅亡してビックバンが起こるまで」としてみましょう。
すると、「宇宙が滅亡するまでノスタルジアに浸って、そこに意義はあるの?」という問題提起になります。