目に残る映像が活発になった状態とは一体どういうことでしょう。
目に映ったものがすぐに実体を持たなくなってしまう状況をいっているのだと思います。
「憧れを手に入れたと思っても、触れてみると消えてしまう。」
真実を見つけてもいつまでも手に入らない葛藤を歌っているのです。
それをガリレオ・ガリレイの苦悩に重ね合わせているのだと思います。
Cメロの歌詞を解釈!
現実はそんなに悲しいものかしら
コンビニに売ってるのに
関連性がないから16小節で終わる
そいつも悪くないな なぁ? おい
出典: ガリレオのショーケース/作詞:田淵智也 作曲:田淵智也
主人公は「ガリレオのショーケース」という楽曲の歌詞で、やはり現実を嘆いていたのだとわかりました。
もう少しCメロを具体的にみていきましょう。
コンビニに売っている“現実”とは何でしょうか。
ニュースやゴシップなどが載っている雑誌を指しているような印象を受けます。
「そんな重要でないことなら“16小節”程度の短い時間にまとめてくれ。それでいいだろ?」
主人公はそんな心情になっているのだと思います。
「ガリレオのショーケース」の3番の歌詞
楽曲は3番のBメロからスタート!
毎日か、そう、言い訳になっても
最上級を奏でれば
そうして世界が明るくなった
いつまで経ってどうなるの?
ノスタルジアチックに
出典: ガリレオのショーケース/作詞:田淵智也 作曲:田淵智也
楽曲の3番はBメロからスタート。
これまでの歌詞とは打って変わってポジティブな内容です。
“最上級を〜”というのは、毎日を精一杯生きていればと言い換えることができると思います。
そんな毎日を繰り返していれば、やがてパーッと開けた明るい世界が訪れる。
ネガティブさが前向きなエネルギーに変換された瞬間です。
ラストのサビ
転がりだしてきた反転性の残像
ガリレオのショーケースは空っぽだ
世界はこんなにも綺麗な肖像
思い込む、そいつも悪くないな
出典: ガリレオのショーケース/作詞:田淵智也 作曲:田淵智也
前半部分は1番のサビと一緒ですね。
「見るベクトルさえ変えれば、目の前に違った景色が広がる。」
「様々な事象を何も疑わずにそう思えたら幸せじゃないか。」
主人公の苦悩や葛藤が、前向きな答えに帰結しました。
歌詞の意味を総括
文章がすんなりと繋がらない歌詞なので結局何を言いたいのか混乱してしまったという人もいるでしょう。
そんな人のために全体的な内容をまとめてみます。
この楽曲が伝えたかったこと。
それは「正しさを貫けない現状を嘆き、過去を振り返っても何も得られない。」
という問題提起だと思います。
裏を返せば「何も考えずに行動し続けることも大事。」
というポジティブなメッセージになります。
記事のまとめ
ユニゾンの「ガリレオのショーケース」について解説してきました。
スピード感のあるロックサウンドに乗せられたシニカルで抽象的な歌詞。
敢えて日常を嘆いてみせることで、小さなことを悩んでもしょうがないというメッセージを伝えています。
もしも今少しでも悩みがある人は、この楽曲を聴いてみましょう!
取るに足らないことで頭が一杯になっていたと気づくかもしれません。
最後に、ユニゾンのオススメ曲や、他の楽曲の歌詞について解説した当サイトのオススメ記事を紹介します。
一筋縄では理解できないユニゾンの奥深さをたくさん味わってください。