こちらは2番のサビの部分です。
都会の雑踏にのまれながらも、ふと自分自身の『夢』を見つめなおす様子が表現されています。
あの旅立ちの日に見た景色と同じサクラの季節だったのでしょう。
流れる白い雲の間に、あの時と同じ澄んだ青空が見えたのかもしれませんね。
夢を再確認している様子を強く感じることができます。
大切な想い
離れれば離れる程 なおさらにつのる
この想い忘れられずに ひらく古いアルバム
若い日の父と母に 包まれて過ぎた
やわらなか日々の暮らしを なぞりながら生きる
出典: サライ/作詞:谷村新司 作曲:弾厚作
さぁ、いよいよ3番の歌詞です。
こちらは、故郷を恋しく想い、懐かしいアルバムをひとり眺めている情景が目に浮かびます。
そのアルバムにうつる、父と母の姿。
きっと沢山の愛情を受け、ここまで育ってきたのでしょう。
もしかすると、夢を追い都会へ出ることを反対されていたのかもしれませんね。
父と母の懐かしき姿に、恩返しをしたい想いが募っている様子がとても伝わってくる歌詞です。
まぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながらいつか帰る 愛の故郷(ふるさと)
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰るその時まで 夢はすてない
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから
出典: サライ/作詞:谷村新司 作曲:弾厚作
そして、ラストの歌詞です。
この部分の歌詞では、『夢』を捨てずに、突き進むという意志を自分自身で再確認したのでしょう。
そして、成長した自分とともに故郷に帰るんだという歌詞です。
都会にいても、故郷のことはいつだって、心にあるんだという気持ちを表しています。
旅立ちの日に見たサクラが舞う景色と、青く澄んだ空を、主人公はきっと忘れることがないのだと思います。
まとめ
カラオケでの締めには持ってこいの一曲です
さて、ここまで『サライ』の魅力について、歌詞の意味を解釈しながらお伝えしてまいりました。
改めて、本当に名曲だなと感じます。
『夢』を持ち続けることの大切さ、人が成長していく過程には、物理的な故郷や、精神的な故郷が存在するのだということを教えてくれるような一曲です。
まさに国民の応援歌と言ってもいいのではないかなと思います。
送別会や、忘年会、新年会などなど。各種飲み会のあとのカラオケで、締めをくくるには最適の一曲かと思います。
明日への英気を養う為にも、心穏やかに歌いたい一曲です。
参加者総立ちで肩を組んで歌えば、今まで以上に親睦も深まることでしょう。
是非、締めの曲に迷ったら皆さんでこの名曲を大合唱されてみてはいかがでしょうか。
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