生きている毎日は、選択肢の連続です。
「迷い」の字を、よく見てください。
左の「道」をあらわす部首を「辶」「しんにゅう」と呼びます。 「迷」は、その「辶」(しんにゅう)の中に「米」が入っていますね。
「米」の字は、行き先がコメの中心に立つと8本出ています。8方向があるのです。
渋谷のスクランブル交差点のように、たくさんの選択肢の中から、私たちはいつもどの方向に行くか決断を迫られているのですね。
首は一つしかありませんね。一つの行く方向が決まると、「迷」から「道」になるのです。
自我が目覚めたころ、新しい環境で自分の思いと全く違う現実の世界の中で、いつも選択が求められます。
考える時間も与えられず、時の流れは、私を待ってくれません。
一旦決めたことも、自信がないのに進めとせかされるのです。 考える時間がないことを、信号の青色の点滅が表しています。
② 「点滅」
ふいに点滅し始め
急かすのかな
いつの間にか 少し
早歩きになってた
出典: https://www.uta-net.com/song/208386/
決めた方向にまだ自信がないのです。 もう少し時間を下さいという思いの中で、周りを見るとみんな走り出しているのです。 急かされるように、私も早歩きになっています。
どのような方向に、進めばいいのか、いろいろな思いが頭をかけめぐっています。
③ 「追われる」
自分の意思
関係ないように
誰も彼もみんな
一斉に走り出す
何に追われ焦るのか?と笑う
客観的に見てる私が
嫌いだ
出典: https://www.uta-net.com/song/208386/
本当に納得して、みんな走り出しているのでしょうか。 青の点滅で、次の青を待つ人が少ない。
周りを見ると、雨上がりの空気は澄みわたり、木々の緑が光に満たされています。 何を人は、急いでいるのでしょうか。
そんな疑問を感じながら、同じように何かに急いでいる私がいるのです。
④ 「衝動」
決心のきっかけは
理屈ではなくて
いつだってこの胸の衝動から始まる
流されてしまうこと
抵抗しながら
生きるとは選択肢
たった一つを
選ぶこと
出典: https://www.uta-net.com/song/208386/
そんな私が、あなたに出合いました。 青山通りから明治神宮外苑まで続く、あまりにも有名なイチョウ並木道であなたと再会できたのです。
146本のイチョウが植えられ、秋には黄金色のトンネルとなる美しい所です。
友人と会食する日、昔あこがれていた2つ上の先輩のあなたを連れてきてくれたのです。 思いもよらないあなたとの再会の日から、喜びと切なさの感情が押し寄せてきました。
難しい資格試験に挑戦しているというあなたの眼は輝いていたのです。
きれいになりたいと突然思いました。身も心も美しい女性になりたいと思ったのです。 日頃、何に対しても適当に生きて来た私に、こんなにも激しい情熱があったなんて、想像もできませんでした。
あなたと会ってから、努力ということに、いつも言い訳していた甘い自分に抵抗し、私も長年の夢であった「美容師」への道を 歩き始めようと決めました。
努力をし続ける中で、きっと新たな自分と巡り合えれるかもしれないと思えてきたのです。
⑤「横断歩道」
横断歩道 渡って
いつも思う
こんな風に心に
信号があればいい
出典: https://www.uta-net.com/song/208386/
それでも、日々はいろいろな問題が次々と起こります。 技術の難しさ、人への接待の難しさ、自分の能力への絶望に襲われます。 様々な問題で、迷ったとき、私の心に判断できる信号があればいいなぁと思いました。
⑥ 「指針」
進みなさい それから
止まりなさい
それがルールならば
悩まずに行けるけれど…
出典: https://www.uta-net.com/song/208386/
迷わず進むときも歩みを止めるときも心に信号機があればいいのにと思いました。 他の人も納得でき、私を成長させてくれる判断力が欲しいのです。 でも、私は生き方がかわり始めたことを感じています。 迷いながらも、今は、前へ進む勇気を感じているのです。