主人公・東兎角の心情でしょう。
東兎角は本来、ヒロインを暗殺するために送り込まれました。
しかしヒロインのことを知れば知るほど、ヒロインに惹かれていく自分がいるのです。
そのヒロインを守るために自分を覚醒させること、フル装備すらない現状で、この愚かさだけを愛したいのです。
その時、零れ落ちていくやさしさに触れるのでしょう。
セリフに注目
「創傷イノセンス」は途中にセリフが入ります。
そのセリフとは「誰にも触らせない」です。
これは1番の「もう美学」の後に入ります。
セリフは主人公・東兎角をイメージしており、暗殺と守護、2つの選択肢に迫られながらも、求めてくるものに対して自分の心を触らせないと言っているのではないでしょうか。
愚かな部分も愛嬌のある部分も見せることができない、相手の興奮を助長させるだけの自分。
だけど誰にも触らせないのです。
それから2番目にもセリフが入ってきますが、「無限回、赦すの」というセリフです。
あの子は美味しすぎるアイコンだわ
食らいつくしていく理由なき激情が言う
ふざけた天使面しないで消えたいの?
無表情に埋め込まれたものと
生まれてきたことさえも辻褄合わないわ
出典: 創傷イノセンス/作詞:石川智晶 作曲:R・O・N
この後に入るのですが、赦してほしいと思いながらも赦されるはずのない罪を背負っている、それに対してふざけた天使面をしたというヒロインが「無限回赦す」と言っています。
「消えたいの?」と言われながらも赦すことができるのはなぜでしょうか。愛しているからでしょうか。
その真実は物語の中に隠されているのです。
MVをチェック
「創傷イノセンス」のMVがかっこいいんです!
疾走感がある前衛的な曲調が非常にかっこよく、小悪魔的な部分に少女的な部分をプラスしています。
撮影に当たってはマイクにライトが内蔵されていたため、細心の注意が払われました。
アニメ『悪魔のドリル』とは
アニメ『悪魔のリドル』は2014年4月から6月まで放送されました。
原作は同人作家出身の高河ゆんさん、アニメ『機動戦士ガンダム00』などのキャラクター原案も行っています。
そんな方が描いた『悪魔のドリル』とは、いったいどんな内容なんでしょうか。
ストーリーをチェック
ミョウジョウ学園には、10年黒組という特別な時期にだけ開講されるクラスがあります。
そこに12人の女子高生が、1人の女子高生を暗殺するために刺客として潜り込みます。
そのうちの1人、東兎角は、暗殺対象と考えられる一ノ瀬晴に惹かれ、守護者となります。
暗殺者全員と対峙しながら、東兎角は一ノ瀬晴の中に自分にないものを見出していくのです。
さらに隠された東兎角の過去、一ノ瀬晴の一族の謎にも迫ります!
まとめ
「創傷イノセンス」はストーリーを知らない人には難しいと感じられるかもしれません。
ですがそこにある真実と合い、守りたいという気持ちを理解することができれば、MVに見る“激情”を理解することもできるのではないでしょうか。
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