今朝彼女の声を聞いたんだ。

電話越しに聞こえたラジオは懐かしい家のことを思い出させた。

この道を行きながら僕は思った。

昨日、家にいられたらどれほどよかったか。

母親に電話を掛けた主人公は、聴き慣れたラジオの音を耳にしました。

そのやりとりを経て実家がさらに恋しくなった主人公。

「昨日家に居たかった」という言葉にはもう長らく故郷に帰っていないことが表されています。

外国人との価値観の違い

今回は「カントリー・ロード」と、原曲の「Take Me Home,Country Roads」について書かせていただきました。

原曲で描かれていたのは「故郷に帰りたくなった主人公の心情」。

故郷であるウェストバージニアの素晴らしさと、帰りたいという切ない気持ちが表現されていました。

対する日本語の「カントリー・ロード」で描かれていたのは「故郷を一人飛び出した主人公の決意」。

新しい環境で強く生きていこうとする自分へのエールのような内容になっていました。

ストレートな原曲に比べて、日本人特有の複雑な心理描写が込められているように感じますね。

今回のように、洋楽を日本語にしてカバーした楽曲には意味がまるで変ってくるものがしばしば見られます。

これには外国人との価値観の違いが見られて興味深いですね。

映画「ピノキオ」の主題歌「星に願いを」なんかもその一例。

こちらも是非目を通してみてください!

美しいメロディと、実はメッセージ性の強い歌詞。ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌として作られた「星に願いを」について書きました。名曲と呼ばれ続けるその理由に迫ります!

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