GACKTの定番卒業ソング!
「野に咲く花のように」はGACKTの定番卒業ソングとして知られています。
GACKTが実際に中学校の卒業式に赴き、この曲を歌っていることでも有名です。
そんな卒業式を迎えられた学生は最高ですね。
今日は、そんな「野に咲く花のように」の歌詞を解説していきます。
真っ直ぐな言葉が詰まったこの曲に込められた深い人生観。
「野に咲く花」とは何を意味するのか。
夢を追うものに対してのGACKTからのメッセージに迫ります。
GACKTファンはもちろん、卒業を迎えられた方、新しい生活を始める方必見です!
「君」との約束を
親友と交わした決意
誰もいないグラウンドの 名前刻んだ桜の下
いつか君ともう一度 ここにくることを約束しよう
出典: 野に咲く花のように/作詞:GACKT 作曲:GACKT
主人公とその親友が2人、ポツンといる光景が浮かびます。
卒業式の後でしょうか。
誰もいない卒業式後のグラウンドに2人、向き合っています。
そして、桜の木に名前を刻むわけですね。
それはなぜか。
約束したことを忘れないためです。
その約束は、続く歌詞に出てきていますね。
いつか、またここに2人で集まる。
ただ、それがいつになるかは分かりません。
胸を張ってお互いが会える日まで、ということでしょう。
きっと誰もいない校庭で、お互いの将来を語り合っていたのでしょうね。
歌手になりたい、俺は大企業を起こすんだ、等々。
お互いの大きな野望をぶつけ合った後、それが達成されたらここで会おうなと約束した。
とても、青春で夢に満ちた歌詞です。
親友への感謝
チャイム響く校庭の
片隅に咲く花のように
優しく笑ってくれた君だけに伝えたい
ただ、「ありがとう」と。
出典: 野に咲く花のように/作詞:GACKT 作曲:GACKT
この若い2人は、とても親密な仲だったのでしょう。
ここでは親友に対しての感謝が述べられています。
ここで出てきたのが、「花」。
花のように君は笑ってくれていた、といっています。
これはどんな花なのでしょうか。
チャイムが鳴っているということは、授業中でしょう。
授業中、体育の時間でもなければシーンと静まり返ったグラウンド。
教室の窓からグラウンドを眺めたことのある人なら分かると思います。
誰もいないのです。
そんな中ポツンと咲いている花がある。
そんな花のようだといっています。
つまり、誰も見ていなくても花開かせて頑張っているということです。
そして、グラウンドにくる人々を静かに見守っているということです。
悲しいかな、グラウンドに咲いている花は人がいる時でも気づかれることは少ない。
でも、グラウンドの隅に咲いている花は見ているわけです。
僕らが過ごした1年、あるいはもっと長い年月を。
そんな親友に対して、ありがとうといっているこの歌詞。
親友もさることながら、素直にありがとうといえる人もまた、かっこいいなと思わされます。
サビの歌詞に迫る!
「野に咲いている」ということ
僕たちはいつの日にか
またこの場所で 出会うその日まで
野に咲いた花のように
決して負けずに 強く咲きたい
出典: 野に咲く花のように/作詞:GACKT 作曲:GACKT
さて、1番重要であろうと思われるサビの歌詞です。
この歌詞を解釈するにあたってのポイントが1つあります。
それは、「野に咲いている」という意味です。
この曲のタイトルにもなっている理由に迫っていこうと思います。
野に咲いているとは、野原・荒野など広いところに咲いているということです。
当然、人が来る場所ばかりではないでしょう。
観光するために作られたお花畑ではなく、自然の中に咲く花。
その花の強さとはなんでしょうか。
それは、ずばり「自分」を磨く意識です。
よくいうことには、綺麗な花は弱くすぐに枯れてしまうが雑草は枯れないということがあります。
野に咲いている花とは、すなわち野生の中で自分をしっかり持って咲いている花なのです。
そして、誰も見ていないくとも咲いている。
これは、とても重要な示唆だと思います。
誰かが見ているから頑張る、ということは認められたいということが原動力になっています。
自分の中での決意がないために、モチベーションが外から湧いている状態です。
しかし、誰も見ていないけれど頑張る人は違う。
自分を高めた結果の花なのです。
成功より優秀さを求めよ、ということなのかもしれません。
親友と共に2人交わした約束。
それは決して人から見られずとも達成したい大きな夢を叶えることだったのでしょう。
名もない自分の決意
いつか見た夢の場所へ
たどり着くまであきらめないで
まだ名もない花だけれど
決して負けずに強く咲きたい
出典: 野に咲く花のように/作詞:GACKT 作曲:GACKT