それでは「青いイナズマ」の歌詞を見てみましょう。
歌い出しが衝撃的。
非常に短いフレーズで、彼女の心変わりを一瞬で説明してしまっています。
「青いイナズマ」は、「苦しみ現在進行形」の歌なのですが、さっと状況を説明する上手さはヒット曲必須の条件ですよね。
しかも、心の苦しみを歌った歌でありながら、そのサウンド、そして歌詞が「カッコいい」のです。
君の態度が変わったと
キスを避ける仕草で気づく
出典: https://twitter.com/utaidashi_bot/status/924143507983314944
ジェラシーなのにカッコ良過ぎる
ジェラシーの歌なのにCOOL!
青いイナズマが僕を責める 炎カラダ灼き尽くす
Get You 冷たい君の素肌が いつもココロ狂わせる
迷わせて You're my girl.
出典: https://twitter.com/Smap7968ryou/status/924456092091822080
ハウスダンスナンバー独特のリズム頭打ち、そこへ小刻みな言葉を詰め込んで溢れんばかりのビート感を出すこのサビ。
林田健司のメロディーメーカーとしての資質の高さがうかがえる、この曲のもっとも盛り上がるポイントですね。
歌詞から見れば、「ジェラシー」の炎に焼かれそうになっている自分を歌っているのですが、とてもカッコ良く聴こえてしまいます。
これには「イナズマ」という言葉のチョイスが大きく影響していると思います。
稲妻は突然起こるもの。
彼女の心変わりは、自分にとっては突然の出来事だということが伝わります。
そこに「青い」という形容詞が加わります。
「青」は冷たいイメージを持たせる色。
「責める」という言葉から、彼女の心変わりには、自分にも理由があるという匂いがしますね。
そのため、メロディーは軽快でポップなのにも関わらず、その根底に「冷たさ」が流れることになっています。
そこがこの曲をいわゆる「COOL」、カッコよく見せている理由だと思います。
そしてこの歌はまぎれもないラブソングです。
彼女の心は冷え切っているのに、愛することを止められない心の歌。
そして彼女の心変わりに、胸が張り裂けそうなジェラシーの歌。
男として、本当はカッコいいと呼べるような内容ではないのですが、そこを「COOL」に見せているのは、林田健司の才能であり、またSMAPの魅力でもあります。
この曲が大ヒットしたのもうなずけます。
最後に林田健司のSMAP提供曲を
素晴らしい曲
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