「眩暈SIREN」の名バラード「ハルシオン」
独自の世界観を築いた5人組
エモーショナルな楽曲とヘヴィなサウンド、透き通るボーカルが特徴の「眩暈SIREN」。
2018年の今年、注目されている福岡出身の5人組バンドです。
独自の世界観が10代を中心とした若い世代に人気を博しています。
今夏公開されたホラー映画「アラーニェの虫籠」。
顔出しが少ない意外な理由とは
MVを見ても、暗がりや影がかかっていたりでその姿を捉えることは難しいでしょう。
以前「激ロック」のインタビューでも顔出しを避ける理由を聞かれていました。
ギターのレイさん曰く「恥ずかしいから」だそうです。
ミステリアスな印象が強い彼らですが、実はユーモアに溢れた人達なのです。
ボーカルの京寺さんのブログもかなりウィットに富んだ内容になっています。
更新の頻度は決して多くないですが、どれも楽しめる記事でした。
彼らのオフィシャルサイトにリンクがあるのでこちらもオススメです。
「ハルシオン」について
2015年11月25日にリリースされた「或る昨日を待つ」。
デスボイスが轟くスクリーモ的な曲が多いこのアルバム。
前作の「ジュブナイル論」に続いて「エモロックバンド」としての印象が確立された作品です。
このアルバムには彼らの代表曲の一つである「明滅する」も収録されていますね。
「ハルシオン」はこのアルバムの5曲目に入っていました。
ハードな曲が多い中、バラード調のこの曲は際立って聴こえるような気がします。
発売から2年以上経っているので、ファンの間ではお馴染みの曲となっています。
それが今「眩暈SIREN」が先日公開した動画によって改めて注目を浴びています。
今回はその映像を紹介しつつ、この曲の歌詞を改めて考察していきましょう。
インターネットライブ「音が孤独を覆うまで」
ライブに来れないファンの人達へ
2018年の2月から公開が始まった動画シリーズ「音が孤独を覆うまで」。
これはインターネットライブという名目の演奏動画となっています。
ファンの人達の中にはなんらかの事情でライブに行けない人がいます。
そんな人達のために「眩暈SIREN」が始めた企画が「音が孤独を覆うまで」でした。
これまでに「明滅する」「ジェンガ」「思い出は笑わない」の3曲が公開されていました。
「音が孤独を覆うまで」ヴァージョンの「ハルシオン」が公開
2018年8月15日、前回から約5ヶ月ぶりに新しい「音が孤独を覆うまで」の映像が公開されました。
それが今回紹介する「ハルシオン」だったのです。
暗がりのステージ。明かりは足元にある電飾のみ。
メンバーのみなさんの顔はこれまで同様、ちゃんと見ることは出来ません。
しかし「ハルシオン」の曲調と相まって、幻想的なライブ空間が演出されていました。
MVとは違ってライブ動画なので、「生」ならではの緊張感が映像から伝わってきます。
京寺さんの歌声はライブでもとても綺麗ですね。
演奏内容もCD収録版とアレンジが変わっている部分がありました。
これもライブ動画ならではのことですね。
YouTubeのコメント欄を見てみると多くのファンから感謝の言葉が述べられていました。
やはり地方や海外に住んでいる人達はライブに行ける機会が少ないのは事実です。
特に海外に住んでいる人は「孤独」を感じることが多いかもしれません。
そんな人達にとっても彼らの音楽は「救い」になるのでしょう。
絶望へと至る道
明日を生きる意味
それでは歌詞を見ていきましょう。