「長い間」について
1998年1月発売のメジャーデビューシングル
「長い間」は、1998年1月発売のKiroroのメジャーデビューシングルです。
それ以前の1996年にインディーズ盤として発売されており、彼女たちの出身地である沖縄県では1万枚も売り上げたという記録を残しています。
メジャーデビューをしていないアーティストが1万枚を売り上げるというのは、驚くべき数字です。
メジャーデビューするにあたり、インディーズ盤とは異なる「3人の写真」がカップリングとして収録されています。
オリコンランキングにおいて初登場は27位でしたが、有線放送やラジオで話題となり、発売9週目で1位を獲得しました。
この曲の持つ魅力がリスナーに伝わった結果なのではないでしょうか。その後も着実に売り上げを伸ばし、ミリオンセラーを記録する大ヒットとなります。
その結果、第50回NHK紅白歌合戦にもこの曲で出場することになりました。このように、メジャーデビューシングルにして、彼女たちの代表曲がこの「長い間」なのです。
アルバム「長い間 〜キロロの森〜」に収録
「長い間」は、Kiroroの1枚目のアルバム「長い間 〜キロロの森〜」にも収録されています。このアルバムは、「長い間」と同じようにミリオンセラーを達成した大ヒットアルバムです。
「長い間」をはじめ、母親への気持ちが綴られた名曲「未来へ」などが収められていて、ほっとするようなやさしい気持ちになれる名盤になっています。
まだ聴いたことがないという方は、ぜひチェックしてみてください。
また、「長い間」はファンのリクエストで選ばれたベストアルバム「キロロ のいちばんイイ歌あつめました」にも、もちろん収録されています。
あの人が「長い間」をカバー?
「長い間」は、さまざまなアーティストがカバーしています。意外なあの大物アーティストによるカバーや、おすすめのカバーなど詳しく紹介していきます。
中森明菜がカバー
Kiroroの「長い間」は、中森明菜がカバーしています。
「飾りじゃないのよ涙は」「ミ・アモーレ」など、情熱的な大人の女というイメージがある中森明菜が「長い間」をカバーするのは意外な感じがしますよね。
ところが、これがとても良いのです。ハスキーでやさしくささやくような歌声はKiroroに勝るとも劣らない魅力があります。
中森明菜のアーティストとしての確かな実力を感じることができますので、ぜひ聴いてみてください。
このカバーは、中森明菜の2015年1月発売のカバーアルバム「歌姫4 -My Eggs Benedict-」に収録されています。
その他のアーティストもカバー
中森明菜だけでなく、島谷ひとみ・夏川りみ・MS.OOJA・松浦亜弥など幅広いアーティストも「長い間」をカバーしています。男性だと平井堅のカバーがおすすめです。
また、Kiroroは海外でも人気が高く、アジアの方を中心にカバーされている動画を多く見かけます。
美しいメロディーと、恋人同士がお互いを大切に思う歌詞は、言葉の壁をこえて多くの人の心に訴えかける魅力があるのではないでしょうか。