歌唱力と表現力

「藍二乗」はアルバム「だから僕は音楽を辞めた」収録曲。

歌詞の意味も深く、人気のある一曲です。

伸び伸びとした歌唱と繊細な表現が必要となる楽曲といえます。

曲全体での展開を意識

「藍二乗」は楽曲の完成度が高く、一歩進んだ「表現」ができると素敵だと思います。

パートごとに歌い方を決めることで、楽曲の意味も伝わりやすくなるでしょう。

Aメロでは語るような発声で言葉の発音を重視。

サビでは広がりのあるなめらかな発声。

Dメロでは感情の高ぶりを表現。

落ちサビでは囁き声で切なさを表現。

こういった具合に、楽曲の中に「起承転結」のように展開を作りましょう

4位 負け犬にアンコールはいらない

一癖あるメロディがいい!

アルバム「負け犬にアンコールはいらない」と同じタイトルの表題曲。

一度聴くと癖の強いメロディが頭から離れません

「王道らしさ」とは違う、楽しげなバンドサウンドを楽しみたい人には特にオススメですよ。

音程をバッチリ当てよう

「負け犬にアンコールはいらない」の魅力は絶妙なメロディラインです。

Aメロでは「半音」動いたり、ちょっと音程を取るのが難しいかもしれません。

でも、ズバッと決まった時の爽快感は素晴らしいでしょう。

分かりにくい場合、まずはゆっくりと音程を取る練習をして、伴奏の速度に乗せられるようにしましょう。

あやふやな音程を弱く発声するよりは、力強い発声でビシッと決める方がクールです。

3位 言って。

ヨルシカの「言葉」の美しさ

ここからは大ヒット曲ばかりになってきます。

3位は「言って。」

とにかく歌詞が美しい楽曲ですね。

深い悲しみが表現された歌詞は、憂いをまといつつも力強く歌うのが似合います。

ポイントになる部分をチェック

この楽曲は独特な「言い回し」が目立ちます。

例えば1番のBメロ。

盲目的に盲動的に妄想的に生きて
衝動的な焦燥的な消極的なままじゃ
駄目だったんだ

出典: 言って。/作詞:n-buna 作曲:n-buna

韻を踏みながら言葉が変化しています。

次に来る言葉を把握して適確に発音できると、とてもカッコいいですね。

そして、最も重要なのはサビの終わり。