ヨルシカ「負け犬にアンコールはいらない」

ヨルシカ【負け犬にアンコールはいらない】歌詞の意味を解説!全ては君のため?“もう1回”と歌う理由とはの画像

「負け犬にアンコールはいらない」は、ヨルシカの2ndアルバム『負け犬にアンコールはいらない』のタイトルナンバーです。

ヨルシカは作品ごとにコンセプトを立てて制作していくことが多いバンド

『負け犬にアンコールはいらない』も例外ではありません。

n-bunaはインタビューで、『負け犬にアンコールはいらない』のコンセプトについて語っています。

前作「夏草が邪魔をする」に収録されている「言って。」と「雲と幽霊」

この2曲が『負け犬にアンコールはいらない』においてとなることが分かります。

まずはこの2曲がどんな物語なのかを見ていきましょう。

「言って。」と「雲と幽霊」

大切な“君”という存在を亡くした主人公を描く「言って。」

「言って。」と「雲と幽霊」は対となる楽曲です。

まずは「言って。」。

主人公である私と、私の大切な存在である君の物語を描いています。

突然訪れた君が死んだという現実。

私はその現実を受け入れることができず、悲壮感に暮れていきます。

君の口から「死んだ」という言葉を聞かない限り、信じることができないのだと歌う切ない歌詞

以下の記事では「言って。」の歌詞を詳細に解説しています。

一瞬で多くのファンを魅了したヨルシカが歌う一曲「言って。」。ヨルシカの代表曲ともいえるこの一曲を紹介かつ歌詞の意味を独自解釈したいと思います!

「言って。」で死んだ“君”が主人公の「雲と幽霊」

対する「雲と幽霊」では、「言って。」で死んだ君が主人公となっています。

幽霊となってしまったその姿で、今も生きている私に会いに行くという物語。

君は生前の2人の思い出の場所だったバス停に向かいます。

もちろんその姿は私に見えることはありません。

それでもずっと見守っている。

考えていることや、自分が死んだことで心に抱えさせてしまった悲しみも全部伝わっていると歌っているのです。

以下の記事では「雲と幽霊」の歌詞を詳細に解説しています。

2017年にミニアルバム「夏草が邪魔をする」を発売したヨルシカ。そのアルバムも好評で、現在では男女問わず大人気のバンドとなっています。今回は「夏草が邪魔をする」の収録曲から『雲と幽霊』をご紹介します!歌詞の解釈もありますよ!

「負け犬にアンコールはいらない」の“アンコール”が指すもの

もう1つ印象的なのは、「負け犬にアンコールはいらない」というタイトル。

このタイトルに込めた意図についても、インタビューで明らかにしています。

“アンコール=生まれ変わること”という考え方、そして「言って。」と「雲と幽霊」の2曲の物語。

これらを踏まえた上で、「負け犬にアンコールはいらない」の歌詞を紐解いていきます。

「負け犬にアンコールはいらない」の歌詞を解説!