この『ひかりふる』は『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公、鹿目まどかが親友である暁美ほむらに対して歌った曲と解釈できます。
しかし、暁美ほむらが鹿目まどかに対して歌った曲にも解釈できる為、人によって様々な考察が出来そうですね。
「君の頬を濡らし」という歌詞からは、泣いているような表現が受け止められます。
遠くの空へ行くような決心をしながら、その小さな心はまだ不安で震えているように感じます。
C C FonC GonC c
明日へ 懐かし い 昨日へ
C GonB Am Em F
この指で 結んだ 小さな約束を
F ConE
叶えに行こう
出典: ひかりふる/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
明日や昨日に約束を叶えに行く、というのは、約束を叶える為にどこへ行っていいのかわからない迷いを感じます。
しかし、叶えに行こうという前向きな言葉からは、迷いながらも必ず約束を果たそうという強い意志が感じられます。
まどかとほむら、二人の少女が結んだ約束の強さを表しているようですね。
Dm
時の終わりで
E7 Am G6 Fm
君に会える その日を胸に
ConE Dm Gsus4 G
願 いだけになっ て
A♭ Fm B♭sus4 B♭C
遠 ざかる未 来まで
C/C/C/C/C/C/C/C GonB
出典: ひかりふる/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
「時の終わり」というのは命の終わり、つまり死を迎える瞬間でしょうか。
時が終わる時初めて君に会えるというのは、つまり相手がこの世のものでなくなった時じゃないと会えないという意味になります。
「願い」という概念のような存在になったとしても、遠くの未来まで会える日を待っているという決意を感じます。
Am G6 F ConE
私が何処にもいなくなっても
Dm E7
全てを照らす光の中
Am G6 F ConE Dm Am Bm7-5 Esus4 E
いつ も 君 の 側 に いる から
出典: ひかりふる/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
例え目の前から姿を消してしまっても、この世界に必ず光があるようにいつでも君の側にいるよ、というメッセージです。
劇中でまどかは人間としての存在を失い、一つの概念のような存在となってしまいました。
それは目に見えず、会って話すこともできない存在です。
そんなまどかの存在を覚えているのは、親友の暁美ほむらだけ。
ほむらの側にはいつでも光のようなまどかという存在が付いているのです。
A EonG#
儚すぎて
F#m C#monE
消えて行きそうな世界
Dm7 G7
だけど君がいる
CM7 FM7 Bm7-5 Esus4 E
それだけ で 守りたいと思 った
F#m E6 Dm7 G7 CM7 FM7
静かな 祈りに 瞳 を 閉ざ して
Bm7-5 E7 Am ConG F Gm Esus4 E DM7
もうす ぐ 最後の 安らぎに 届 くから
出典: ひかりふる/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
この世界は儚く不安定で、いつ消えてしまうのかわかりません。
それでもその世界を守りたいと思ったのは、何よりも大切な親友がいるからではないでしょうか。
守りたい存在がいるからこそ、概念という存在に姿を変えてまでこの世界に祈りをささげる、まどかの気持ちが込められているようです。
「最後の安らぎ」という言葉もやはり死を連想するようなワードですが、それは決して悲しい終わりではなく、安らかな世界へと旅立てるステップのようですね。
Bm7 Esus4 E
眩しい 朝
E E
ひかりが 夢のような歌が
EM7
君を照らす
出典: ひかりふる/作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記
歌詞の冒頭では頬を濡らしていた光が、最後は君の頬を照らしています。
最初に涙を流していた少女が、希望を持ち光に包まれていく様子がわかります。
『ひかりふる』は『魔法少女まどか☆マギカ』に登場するまどかとほむら、二人の少女の別れを歌ったような曲です。
しかし、決して悲しい別れではなく、新しい世界で別々に生きていく二人の決心が感じられます。
もう二度と会えないかもしれない、それでも永遠にお互いを忘れずに生きていく二人の心を描いているような歌詞でしたね。
おわりに
『ひかりふる』は『魔法少女まどか☆マギカ』に登場する二人の少女を描いた曲です。
永遠に会えなくなってしまった二人の少女の別れを描きつつ、未来への希望を抱いていく様子は、映画を見ていなくても泣けてきますね!
曲そのものの魅力はもちろん、ストーリーにリンクする歌詞の世界観などが、神曲と呼ばれる理由ではないでしょうか!
無料で音楽聴き放題サービスに入会しよう!
今なら話題の音楽聴き放題サービスが無料で体験可能、ぜひ入会してみてね