ロックして行こうぜ 凹んでる場合じゃねぇぞ
群衆の中でも遠慮はいらんぞ
此処に居るのは演奏者6人俺らと
これを聴く お前合わせれば7人だ
うっかりしてんな 古き良きを知れ
タルイことやってる時間は無いな Ah
茄子の牛より キュウリの馬 蝉の7日間のように

出典: BABY BORN & GO/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

そしていよいよ本編に突入!続くラップ部分です。

前半の歌詞は、人混みの中でイヤフォンごしにこの曲を聴いている様子が連想されます。

「ここには人が大勢いるけど、この曲はお前のために演奏されてる」とでもいうような内容です。

なんとも特別感のある歌詞!しびれます!

後半の歌詞は簡単にいうと「時間はないぞ!」という内容でしょう。

お盆には茄子の牛とキュウリの馬が飾られますが、そんな古き良き風習の意味を知れという歌詞。

これはご先祖様の乗り物を表したものです。

そして茄子の牛よりキュウリの馬の方が速く走れます。

続いて残り少ない命を燃やすセミのように、速く行動に移そうという投げかけ。

背中を押す内容が詰め込まれていますね!

誰もが要らないものを抱えすぎている

everybody, baby can let it go(誰もが手放すことができるのさ)
everybody, baby can let it go(誰もが手放すことができるのさ)

全てを手放した時に 必要なかったことに気づく
Baby can let it go もっと もっと
組み込まれるシステムじゃなく 手に掴む藁を放してみろよ

time to go (Yeah)
time to go (Listen)
time to go (Check it out)

出典: BABY BORN & GO/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

続くラップ部分は同じ内容が歌われるので割愛して、1回目のサビへいきます。

ここはTAKUYA∞が「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」で感じたものを伝える部分でしょう。

みんな必要以上のものを抱え込み過ぎているという内容の歌詞。

手に入れるためには手放すことが必要と、よくいわれることですが、手放すのは勇気がいることです。

そうやって手放すことを躊躇う様子に「手放してみれば案外、必要なかったなって思うよ」とでもいうように諭します。

また、”組み込まれるシステム”は常識に囚われることを表しているのでしょう。

常識だけで考えず、いらないと思ったら手放してみろ。

そして、time to go(そろそろ行く時間だ)と行動を促します。

大切なのは自分にとって何が正しいのかだと、教えてくれるような歌詞ですね。

その突き当りをまだ真っ直ぐだ

進みすぎた文明に いささか困惑
技術大国 環境下のもとで
便利を超えた神にも似た力
そこで失った人間らしさ

Uh 捨てちまえ 煩悩の根源
ポッケの裏に隠す馬鹿は門前払いだ こりゃ失敬
そうだ 真っ直ぐだ その突き当たりをまだ真っ直ぐだ
本当の大切は何?本当に守りたいものは何?
ガラクタに囲まれてる事さえ
俺達は失ってからしか気づけない

出典: BABY BORN & GO/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

続いて2番のラップ部分の内容。

前半部分では、文明の発展で便利になり過ぎた世の中を歌います。

便利になり過ぎるのも考え物で、インターネット社会と呼ばれる現代では、リアルな対人関係が薄れてきていることは否めません。

インターネットは革命的です。この記事をお届けできるのも、インターネットがあってこそです。

でも実際に面と向かって話をすることの大切さ、体温を感じることの尊さは、そこからは感じられません。

TAKUYA∞のいう「失った人間らしさ」という言葉からは、そんなことを感じました。

後半部分もまた痛いところをつく内容になっています。

煩悩とは欲のことですね。

達成したい目標があるのに、目の前の誘惑に負けてしまう。

多くの人が身に覚えのあることですよね。

そこに、本当に大切なものはそんなことじゃないだろう、そんなのはガラクタだと投げかけて来ます。

「その突き当りをまだ真っ直ぐだ」

突き当りさえも突き破っていけという力強いこの言葉。耳に残りますね。

今さら手放すことはできないなら…

Anybody baby can't let it go (誰も手放すことはできないのさ)
Anybody baby can't let it go (誰も手放すことはできないのさ)
順応さを求めて 自分らしさを失う
Baby can't let it go ずっと ずっと
文明に溺れながら 人間らしさを失って行く

出典: BABY BORN & GO/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

2回目のサビです。

1番では手放すことができると歌っていたのに対し、ここでは逆のことが歌われています。

文明が発展して手に入れた便利さは、今さら手放すことはできないという内容の歌詞。

今私たちが手に入れている便利さを失ったらどうなってしまうでしょう。

例えばスマホやインターネットのない世の中なんて、今さら考えられませんよね。

そしてそれらは素晴らしいものには違いありません。

私たちに求められるのは、発展した文明と上手く付き合っていくことではないでしょうか?

人間らしさを失っていくのは、それが原因ではなくて、それに依存しすぎることが原因ではないでしょうか。

なんとも考えさせられる歌詞ですね。

自分の感覚を信じて

un deux trois HEY! come on Bad Scream
出口ないラビリンスそんな時は第六感を辿りな (Goodbye to myself)
そんくらいの覚悟なしにいける程単純じゃねぇぞ (Goodbye to myself)
Nobody knows 日々をライトに透かして
everyone does not know
取り乱す最終的感情無くす そんなサイボーグじゃな

出典: BABY BORN & GO/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

2番サビ後のラップ部分です。

英語で1、2、3というのではなく、フランス語で「un deux trois」と混ぜてくる辺りにセンスを感じますね。

この部分で歌われている内容は、最終的に頼りになるのは自分の感覚だけだということでしょう。

サイボーグのように、みんなと同じように、いわれた通りにやってるだけでは何も変えていくことはできません。

人の真似ではなく、自分の感じることが大切だというメッセージが伝わってきます。

この曲を聴く人へ

暗闇で君に触れる 見えないものを信じれた日
Baby can't let it go
そっと そっと 目を閉じて君に触れる
何を探してたのかに気づく

time to go (Yeah)
time to go (Listen)
time to go

探し当てろよ

出典: BABY BORN & GO/作詞:TAKUYA∞ 作曲:TAKUYA∞

重複する部分は割愛して、最後のサビのこの部分を見ていきます。

手放したからこそ気付けたことを歌うこの部分。

TAKUYA∞は視覚を手放すという経験を通して、自分にとって大切なことに気付けたのでしょうね。

それは触れる感触から、感じる息遣いから、感じられたものなのでしょうか。

手放すことで、自分にとって本当に大切なことに気付く。

それは、本当に大切なことは手放せないからですよね。

最後にこの曲を聴く人に向けて「探し当てろよ」と、大切なものを見つけて欲しいという思いが歌われます。