日の差し込む部屋で歌う姿は冒頭の優しい雰囲気によく合っていますね。
途中、メリーゴーランドの前でmajikoがくるくると回るシーンがあります。
その様子はアイリッシュの回り回っていくリズムをイメージさせるもの。
視覚にも聴覚にも訴えかけるような、そんな映像になっていましたね。
majikoへの想いが描かれた歌詞を紹介
「声」の歌詞は、haruka nakamuraがmajikoの歌に向けて書いたラブレターだと言われています。
楽曲提供をするにあたって、歌い手への理解というのはやはり欠かせないもの。
「声」の歌詞にはそれが如実に表現されているんです。
ここからその歌詞の内容をじっくりと覗いていきましょう!
長く音楽を続けて欲しい
ずっと
見ていたよ
君のこと
わかってみたくて
ずっと
未来まで
君の声 届けてくれないか
出典: 声/作詞:haruka nakamura 作曲:haruka nakamura
haruka nakamuraは、自分の背中を追いかけてきたと言うmajikoに興味を惹かれたのでしょう。
ここで歌われるのは、彼女と作品を通して関わるようになってから今までの「見ていたよ」という気持ちです。
majikoの歌に寄り添った結果、haruka nakamuraは彼女に長く音楽を続けて欲しいと思ったのではないでしょうか?
「未来まで君の声届けてくれないか」
この言葉にはそんな想いが込められているように感じられます。
次は君の時代
ずっと
見ていたい
けれどもう 隣にはいれなくて
ずっと
僕のこと
僕の声
覚えてて欲しいんだ
出典: 声/作詞:haruka nakamura 作曲:haruka nakamura
この部分に込められているのは、一見「ずっとは一緒に居られない」ということのようにも感じます。
ですが、この楽曲の意図から考えると「次は君の時代だよ」というメッセージのように感じられませんか?
haruka nakamuraから見て、majikoは次の世代を担うアーティストです。
この先長く音楽を続けて、自分から影響を受けたというその音楽を引き継いでいってほしい。
「僕の声覚えてて欲しいんだ」という歌詞からはそんな想いが感じられるように思います。
まるで師匠が弟子に未来を託すかのようですね。
彼女のことを表す歌
君のその
悲しみ 輝いていたよ
光るモノ
瞬いて
いま 歌にしたよ
君のその
悲しみ 輝いていたよ
光るほど
羽ばたいて
いま 歌にしたよ
出典: 声/作詞:haruka nakamura 作曲:haruka nakamura
感情から生まれる歌というのは人の胸を打つものです。
ここで「悲しみ」と表現されているのは、感情の中でも特に響くものだからではないでしょうか。
あるいは「闇の時期」を過ごしていたmajikoに向けての言葉だとも考えられます。
haruka nakamuraから見て、majikoは多くの人の心を動かせるだけのものを持っていたのでしょう。
「彼女のことを考えながら書いたらこの歌が出来た」
そんな内容のこの部分は、楽曲提供者としてこの上ない表現になっていますね。
変わらないで
ずっと
彼方まで
その想い 覚えてて欲しいんだ
出典: 声/作詞:haruka nakamura 作曲:haruka nakamura
今良い音楽を世の中に届けられているmajikoに、変わらないでいて欲しい部分がある。
そんな気持ちが表現されているのがこの部分ではないでしょうか。
アーティストの作風というのは、長く活動を続ければ変わっていって当然です。
それはアーティストにとっての進化を表しています。
ここで言う変わらないでいて欲しい部分というのは、音楽への向き合い方ではないでしょうか。
初心忘れるべからずという言葉の通り、長くキャリアを続けても今のひたむきな想いを忘れないで欲しい。
まさにmajikoの歌に寄り添ったからこそ、出てくる言葉ですね。
まだまだ大きくなれる
君のその
悲しみ 抱きしめていたい
光るコト
わかってて
分かれ道選ぶ
君のその
悲しみ 輝いていたよ
光るほど
羽ばたいて
いま きみは歌う
出典: 声/作詞:haruka nakamura 作曲:haruka nakamura