強いメッセージを感じる歌詞。

では、注目の歌詞を見ていきましょう。

その頃のムードを
僕らは知りはしない
1969 新しい世代

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

今を生きるわたしたちにとって、過去の出来事全ては決して"体感できないもの"ですよね。

教科書や本や映像で伝えられてきたものを通じて、当時の雰囲気や空気感を想像するしかありません。

変わることはなさそうな
いまを眺めていた
日々にサヨナラ
僕は抗う

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

「変わることはなさそうないま」。この歌詞に、共感する方も多いのではないでしょうか。

よく聞きますよね。身近なところだと、例えば選挙のとき。

若い世代のひとたちがインタビューで答えているのを何度も見ました。

 

「投票したって、何も変わらないし。」

 

でも、それじゃ本当に、何も変わらないままです。

歌詞では、そんな日々や慣習との決別を歌っています。

 

きっと、誰しもが思っていることなんです。変わりたい、でも変わらない。

そこで止まってしまったらダメなんだという、強い意志を感じますよね。

きっと人はいつでも今に満たされない
もう誰かに期待することはやめにした

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

“大人になったら変わると思っていた”。

そんな経験、ないですか?筆者はあります。

 

大人になったら、このもやもやが消えると思ってた。

大人になったら、誰かの言いなりにならなくてもいいんだ。

大人になったら、自由になれるんだ。

 

でも、結局大人になった今だって、現状が満足かって言うと、そんなことは全然なくて。

大人だろうが、学生だろうが、子供だろうが。人はいつだって、満たされることはないんですね。

 

「期待するのはやめにした」という一文は一見ネガティブにも受け取れますが、楽曲の中では「決意」を表した力強いメッセージになっています。

いまこの時代におこしてみたい
あの頃のように突き動かす
新しいなにかを
僕らはここは少し
居心地が悪いと思っている
求めてた居場所は
この僕らの手で

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

現代と1969年では、カルチャーも考え方も、全てが変わっています。

でも、唯一変わらないものは、「人が生き、生活している」ということ。

 

現代に生きる私たちにとって、昔の人が起こした革命や運動ってとても現実味がなくてどこかフィクションのように感じてしまいますよね。

でも、当時の人たちだって、現代の私たちのように、普通に生きていたんです。偉人でも天才でもない、普通の人です

普通に学校に行って、普通に恋をして、普通に音楽を聴いて。

 

彼らが、世の中に違和感を感じ、新しいカルチャーを通して世の中を変えていこうという活動したことは決してフィクションなんかじゃありません。

 

歌詞にもあるように、「居心地が悪いな」と思うことありませんか。

学校やクラスが、家庭が、友達グループが、そして世の中が。

 

そう思うのは、筆者はおかしいことだとは思いません。

言わないだけで、みんな思ってることなのかもしれません。

 

その居心地の悪さを、「何も変わらないから」と見て見ぬふりをするのか。

あるいは、「誰か」がどうにかしてくれるのを待つんじゃなくて、「僕らの手で」どうにかしていくんだ。

 

だって、1969年に生きた人も、2018年に生きるわたしたちも、同じなんですから。

ただここで過ごす毎日に頷いて
納得してるふりなんてしたくはないや

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

空気を読む、なんて言葉が使われ始めたのはいつからでしょうか。

たしかに、大人になっていく過程で必要なスキルです。うまく使えば、人間関係も円滑になるし、丸く収まることも多い。

 

だけど、それが自分にとって100%良いことだとは限りませんよね。

自分に嘘をついたり、見て見ぬふりをしたり、誤魔化したり。

そのままで、いいの?

 

1969」という楽曲は、わたしたちの隠している本音に、何度も問いを投げかけてくれます。

眩しいものを見るように
あの頃を思っていたんだけど
それは間違いだな
いま僕らが息をしてる
この時代は変わると思っている
特別なものになる
1969

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

何かを変えることができた時代と、それを成し遂げた人々。

何度も言いますが、彼らは決して特別な人ではなかった。私たちと同じです。

 

「いま」だって、変えることができます。

 

「1969」はその手段が音楽であるように、人によってやり方は違います。

もしかしたら、政治家になること、バンドマンになること、野球選手になることかもしれない。

 

何なら、選挙に行くことかもしれないし、勇気を出して間違ってると言うことかもしれない。

大声で好きだと言うことかもしれないし、自分に正直になることかもしれない。

 

いずれも、その始まりは「変わると思うこと」だと、筆者は思います。

コードはこちら!

G      Cmaj7

その頃のムード を

G       Em
僕らは知りはしない

G   Cmaj7 G Em
1969 新しい 世代



G      Cmaj7

変わることはなさそうな

 G     Em

いまを眺めていた



     G
日々にサヨナラ

Cmaj7 G Em

僕は  抗う

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

   G      Cmaj7    G Em
きっと人はいつでも 今に満たされない

   G      Cmaj7    G Em
もう 誰かに期待することはやめにした



Cmaj7      D
いまこの時代に おこしてみたい

Em7   G    Cmaj7

あの頃のように 突き動かす

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

D    Em7 G

新しいなにかを

Cmaj7 D
僕らはここは少し

 Em7  G   Cmaj7
居心地が悪いと思っている



D      Em7
求めてた居場所は

G

この僕らの手で

出典: 1969/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平

アッパーな曲なので、すこし難易度は高めかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね!

雨のパレード、聴いてください。